シンガーソングライターの堂本剛が、6日放送の日本テレビ系バラエティー番組『メシドラ ~兼近&真之介のグルメドライブ~』に出演。EXITの兼近大樹、満島真之介とともに東京・調布市を巡り、来年でソロ活動25年を迎える中で変化した曲作りへの思いや、個人事務所で活動する現在、今後のキャリアについて語った。
午前3時就寝の生活、ゲームでは「街の平和を守りたい」
移動中、満島から起床時間を聞かれた堂本は「あさ11時くらいかな」と回答。「夜中1時とかでスタジオでの作業が終わって帰ってお風呂入って、とかやってたらもう3時になるやんか」といい、翌日の予定がお昼過ぎであれば午前11時頃まで眠り、仕事後にまたスタジオへ入るという生活を繰り返していると明かした。
兼近からゲームをするのか聞かれると「ゲームもする。昔よくやってて、ゾンビ系も好き」と告白。「街の平和を守りたいっぽい。ちょっとその使命感が入ってるゲームが好き。整えたいのかな」と自身を分析した。
その“整えたい”という感覚は日常生活にもあるそうで、「普段も整理整頓はしたい」と堂本。さらに、もし現在の仕事をしていなかったら「刀鍛冶とか」になりたかったと話し、「『整えていきたい』『めちゃくちゃキレイなやつ、すげぇやつ作りたい』みたいな」と、仏像を彫る仏師にも憧れていたことを振り返った。
曲作りは“超ミリ単位”「隠し味を結構入れて」
満島が、その感覚は曲作りにも近いのではないかと指摘すると、堂本は自身の制作方法を語り始める。「料理と一緒で、曲に隠し味を結構入れて」といい、聴感上では目立たなくても、実際には音を加えることで力強さや悲しさを生み出していると説明。そうした調整が“超ミリ単位”の作業になると、制作は夜中まで及ぶという。
一方、かつては「時間かければいいものが作れると思ってた」というが、現在は「時間とかを考えずに、自分が作りたいときに作る」というスタイルに変わったことも明かした。
「喜びの方にピントを合わせて」変化した曲作り
2024年に個人事務所での活動を始めた堂本の変化が話題に。環境が大きく変わっただけでなく、「自分との向き合い方も結構変わった」という。シンガーソングライターとしての活動は来年で25年。これまでを振り返り、「ホンマ変な曲もいっぱい作ったし、生きるのってちょっと大変かもなって思ってた時期があったから、めちゃくちゃつらい時じゃないと響かないような曲も書いた」と語る。
しかし、その後は「生きることは楽しいんやろうな」と考え方が変化。「自分が今生きているからこれが作れるんだなという喜びの方にピントを合わせて、最近は外に向けて書いている時間の方が多いなと思う」と、現在の作風について明かした。
「自分が我慢すれば平和」をやめた
SNSで寄せられた悩みに答える「メシドラお悩み相談カーラジオ」では、東京都在住の30代女性から、「仕事でもプライベートでも相手の顔色を気にしすぎて本当に言いたいことをあまり言えない。気がつけばキャパオーバーになることもある」という相談が寄せられた。
堂本は「自分が我慢すれば平和になるとか、その逆もあって、自分がちょっと悪者になれば滞ってる物事が進むとか」と、自身にも似た経験があることを明かす。しかし、一度その役割を担うと、「その現場では自分はその役割をしないと進まなくなっちゃう」と指摘し、「僕はこのところ2~3年でそれをやめてん」と語った。
堂本は、その変化をバスケットボールに例えて説明。3ポイントシュートを任されていた人が突然打たなくなれば、最初は「じゃあ誰が3ポイント打つん?」と周囲が戸惑うものの、そのうち別の得点方法を考えたり、ほかの人がシュートを打つようになったりする。「その役割をちょっとやめるだけで現実は変わるなって思った」といい、周囲が役割を分担することで「ずいぶん自分が楽になって」、本当に必要な場面で「渾身の3ポイントが打てる」と語った。
今後は「リリースするつもりなく、自分のために作る音楽」も
旅の最後、今後のキャリアについて聞かれた堂本は「全部何も気にせずに、ただ純粋無垢に音楽を作る時間を自分にいっぱい与えてみようかな」と展望を明かす。さらに、「リリースするつもりなく、ただ自分のために作る音楽」などにも挑戦し、そうした時間を過ごすのも「きっと面白いかもなぁ」と語った。
人との関わり方にも変化が生まれている。堂本は「いろんな人とつながることはあまりしてこなかった」と振り返り、最近まで「究極の人見知り」だったと告白。「どっちかって言ったら暗い方やから、結構一人が好き」と自身を表現した。
一方で、一人でいることを選び続ける自分に「ちょっと面倒くささを感じたり、飽きたりもした」といい、もっと多くの人と話し、刺激を受けながら楽しく過ごせばいいと思いつつも、これまでは「まぁいっか一人で。楽やし」を選択していたという。最近は後輩から連絡や誘いを受けると「じゃあ行くわ」と出向くようになり、そこで自分一人では出会えなかった人と話す機会も増加。「自然と発生したその時間に乗っかってるって感じ」と変化を明かした。
ファンクは「自分の性格とは真逆」だった
そんな自身の性格と、音楽との関係についても語った堂本。「引っ込み思案な性格を変えたいところも自分の中にあったみたいやから、作る音楽はファンクミュージックやりたいなと思って」と語る。自身とは真逆のように感じていたファンクミュージックに魅了され、表現を続けるうちに、「やっぱ自分はこういうファンクな人間やったんやなっていう感じで、どんどんほぐれてって」と、自分自身が解放されていったそうだ。
【編集部MEMO】堂本剛は、奈良県出身。俳優、シンガーソングライターとして活動する一方、音楽プロジェクト「.ENDRECHERI.」ではファンクを軸に、音楽、ファッション、アートを横断した表現活動を展開。2023年にはジョージ・クリントン率いるパーラメント・ファンカデリックのメンバーとしてライブに出演し、24年には「雑味 feat. George Clinton」をリリース。25年にはミニアルバム『END RE』を発売し、26年8月にはアルバム『new chapter purple』をリリースした。(C)日テレ



