タレントのルー大柴さん(58)は、平成に入ったころ、あくの強いキャラクターが受けてお茶の間の人気を獲得しました。しかし、数年後には芸能界引退がささやかれるほどテレビへの露出は激減。5年ほど前からは再び人気が再燃しましたが、その裏には新しいマネジャーとの運命的な出会いがありました。
挫折した俳優の道
遅咲きだった。中学2年の時、米ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」を見て主演女優のジュリー・アンドリュースに一目ぼれ。「芝居ができて、踊れて歌えて…全てを持っていた。殴られたような衝撃を受けた」と振り返ります。
役者を志すようになり、俳優の三橋達也さんの付き人などを経て、昭和52年にテレビドラマの端役でデビュー。23歳の時です。そして、俳優の勝新太郎さん主宰の「勝アカデミー」に第1期生として参加し、アルバイトをしながら仲間と芝居に打ち込みました。
崖っぷちの舞台
しかし、俳優としては鳴かず飛ばずで、仕事は年に数回。アルバイト代を芝居につぎ込む日々を送りました。27歳で結婚し、31歳の時に長男が誕生。広告代理店で働いていた妻は子育てのため仕事を辞め、一家の生活はいよいよ自分の肩にのしかかってきます。
それでもしばらくは役者の夢を諦めきれずにいたが、苦しい暮らしぶりを見かねた母親に「夢を追うなら一人で追いなさい。お前は男として責任がある。女房、子供を泣かすんじゃない」と一喝され、気持ちの整理がつきました。芸事はやめ、家族のために司会やティッシュ配りなどのアルバイトをがむしゃらにやりました。



