「マリオの父」として知られるゲームプロデューサーで、任天堂代表取締役フェローの宮本茂さん(73)が、今年の文化勲章に選ばれた。ゲーム業界からは初の受章となる。ゲーム作りに携わって約50年。ゲームは「文化として当たり前になった」と振り返る。
「ものすごく照れくさい」受章会見で語る
22日に京都市の任天堂本社で開かれた受章会見で、宮本氏は「ものすごく照れくさい。名誉ある章を頂くことは光栄で、大勢の人たちと一緒に作ってきたので、皆さんと喜びを分かち合いたい」と述べた。
また、「親子3世代がゲームを知っていることは大きい。これからも、リビングの中心にいつもあるものを作り続けたい」と抱負を語った。
数々の人気作を生み出してきた歩み
「ドンキーコング」「スーパーマリオブラザーズ」「ゼルダの伝説」――。誰もが知る数々の人気ゲームソフトを世に送り出してきた。
京都府出身。金沢美術工芸大学で工業デザインを学び、1977年に任天堂に入った。「中学生のころは漫画家になりたかった。子供の頃から、自分が作ったものを誰かに見せて驚いてもらうのが楽しみだった」と振り返る。
「日常に溶け込む」ゲームを目指して
分かりやすく多くの人に楽しんでもらえるゲームを常に目指してきた。理想は「日常の中に溶け込み、いつでも触れている」状態だと語る。