「釣りバカ日誌」映画化で名コンビ誕生、西田敏行と三國連太郎の絶妙な掛け合い
「釣りバカ日誌」映画化、西田敏行と三國連太郎の名コンビ

漫画雑誌「ビッグコミックオリジナル」の人気連載「釣りバカ日誌」の知名度をさらに高めたのが、連載開始から9年後の1988年に公開された実写映画だ。松竹の人気シリーズ「男はつらいよ」との2本立てで上映され、西田敏行さん(故人)の「ハマちゃん」と三國連太郎さん(同)演じる「スーさん」の軽妙な掛け合いで大ヒット。シリーズ化が決定し、96年に「寅さん」役の渥美清さんが死去した後は松竹の看板として、2009年までに22作品が製作された。

はまり役となった西田敏行さんと三國連太郎さん

街角でも「ハマちゃん」と呼ばれるほど役にはまった西田さんは「『男はつらいよ』の渥美清さんもそうだったけれど、役名で呼ばれるなんて、俳優としてこの上ない幸せ」と喜んだ。三國さんも、過去の出演作とは異なるコミカルな役柄で親しまれるようになった。

アドリブ満載の演技合戦

7作で監督を務めた朝原雄三さん(61)によると、「なぜ、こんな映画に出続けているのか」というようなことを言われた三國さんが、「どれだけ大事な映画なのか分かっていない」と憤ったことがあったという。「西田さんとやり続けることが、固定化されていく自分を打ち破るチャレンジだったのではないか」と朝原さんは語る。2人はアドリブをたっぷり含んだ演技合戦を繰り広げ、脚本を超えた絶妙な掛け合いが作品の味わいを深めた。

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