編集者で評論家の山田五郎さんが14日、亡くなった。22日、公式YouTubeで発表された。67歳だった。山田さんは2024年10月に原発不明がんを公表し、以降メディア出演を続けながら闘病していた。
マネージャーが訃報を伝える
YouTubeでは、山田さんのマネージャーが登場し「ここで悲しいお知らせを皆様にお伝えしなければなりません。2026年7月14日火曜日夕方、山田、天国へいってしまいました。2026年7月19日土曜日、親族、友人、お仕事関係の皆様に見守られ、無事葬儀は済んでおります。葬儀にご参列いただきました皆様には、改めてこちらでお礼を申し上げます」と伝えた。
続けて「本来ならば悲しいお知らせですので、服装は地味なものと考えておりましたが、明るいことが好きで湿っぽいことが嫌いでした山田のことを思い、山田のスーツを着て、座りながらお話しすることお許しください。がんと診断されたのが2024年7月、約2年間の闘病生活でした。がんに勝って、まだまだ仕事がしたいと申しておりました。私はすべての治療に同席しておりました。治療の順番を待つ間、病院の駐車場に桜の木が咲いておりました。『今年も桜が咲いたな。来年も一緒に桜を見ような』。『孫と意思の疎通ができるまで』『孫としゃべられるまで』と、日々小さな目標を立てて、治療に立ち向かっておりましたが、かなわぬ夢となってしまいました。本当に病気が憎いです」と伝えた。
最後の講義「メメント・モリ」
同YouTubeチャンネルは2021年から始まり、西洋美術や日本美術に関する山田さんの分かりやすい解説が好評で、チャンネル登録者数は80万人を超えていた。山田さんの死去を伝える動画でマネージャーは、ファンに謝意を表しつつ「山田らしい最後の講義が一本残っております。自分の死期を悟り本来なら講義のできない体でしたが、最後に皆さんに伝えたいと無理をして収録をいたしました。テーマは『メメント・モリ』です」と告知。詳細は語らず「最後の講義で皆さまが個々に山田の最後のメッセージをお受け取りいただければ幸いです」と呼び掛けた。
経歴と活動
山田さんは1958年生まれ、東京都出身。82年に講談社に入社し、雑誌『Hot-Dog PRESS』の編集長などを経てフリーに。『百万人のお尻学』や『知識ゼロからの西洋絵画入門』、『銀座のすし』などを執筆。また、バラエティー番組『タモリ倶楽部』や情報バラエティー番組『出没!アド街ック天国』などにも出演し、博識ぶりを披露していた。



