50代の生きがい探しに「子どもの頃の楽しさ」は通用するか?55歳漫画家がアジ釣りで経験した渋すぎる現実
50代の生きがい探しに子どもの頃の楽しさは通用するか?

子どもの頃の楽しい経験は、人生後半でも通用するのでしょうか。55歳の漫画家・倉田真由美氏が、アジ釣りを通じてその問いに向き合い、渋い現実を経験しました。

釣りの目的は新鮮な魚を肴に一杯

「釣りたてのアジの刺身で、一杯やりたいねえ」。釣りそのものよりも、新鮮な魚を肴に飲むために参加したミカン。一方、Mは「皆で食べられるほど、釣れるのかなあ」と終始心配げ。釣りは人生で一度もしたことがないそうです。

「船釣りは私もほぼしたことがないけど、船頭さんが魚群探知器使って釣れるポイントに連れて行ってくれるし、大丈夫だと思うな。むしろ、釣れすぎてどうしようって感じになるかもよ」。倉田氏は楽観していました。

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釣れた魚は居酒屋へ持ち込み

「釣れた魚は、お店に持って行って調理してもらうんですよね」とHさん。予約など仕切ってくれたMが「そう。近くの居酒屋さんでね、1人2000円で持ち込んだ魚食べさせてくれるの。4人で予約してあるよ」とうなずきました。

サビキ用のイワシのツミレが入ったバケツが船の縁に間隔を置いて備え付けられ、その前に1人ずつ座ります。4人は船の右舷中程に並びました。

日焼け対策は万全も、サングラス忘れ

「この帽子、見た目はビミョーだけど日除け用で優秀なんだよ」と、倉田氏がかぶっている黒地に白の水玉のリボンが付いた帽子を隣のミカンに自慢すると、「帽子は私も……あ、しまった!サングラス忘れてもうたっ!持ってこようと思ってたんに!」と、ミカンが悔しがりました。やや曇り空でしたが海の照り返しがきついので、サングラスはあったほうが過ごしやすいです。

日焼け用の優秀な帽子で日焼け対策は万全でしたが、サングラスを忘れたミカンは後悔していました。

いよいよアジ釣りが始まった

船がポイントに到着し、いよいよアジ釣りが始まりました。倉田氏は子どもの頃に川釣りで楽しんだ経験を思い出しながら、海釣りの難しさに直面。釣果は思わしくなく、楽観的な予想は見事に裏切られました。

「子どもの頃の楽しさは、大人になってからも通用すると思っていたけど、そう簡単ではなかった」と倉田氏は振り返ります。釣り初心者のMも、初めての船釣りに戸惑いながらも、なんとか一匹を釣り上げましたが、全体の釣果はわずかでした。

渋すぎる現実と人生の教訓

結局、4人で釣れたアジは10匹にも満たず、居酒屋で刺身を食べるどころか、持ち込み料だけがかさむ結果に。倉田氏は「人生後半の生きがい探しに、子どもの頃の楽しさをそのまま持ち込むのは危険だ」と痛感しました。

しかし、この経験から「新しい挑戦には、初心に返って謙虚に取り組むことの大切さ」を学んだといいます。50代からの生きがい探しは、過去の成功体験に頼らず、今の自分に合った楽しみ方を見つけることが重要だと結論づけました。

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