大阪・ミナミの繁華街に、訪日客が集う小さな劇場がある。米国発祥のスタンダップコメディー専門「OSAKA COMEDY CLUB」だ。ショーは全編英語。笑いと共に届けるのは、ガイドブックには載っていない〝リアル〟な日本だ。
地下劇場で繰り広げられる笑い
7月下旬の金曜夜、料金3000円を払い雑居ビル地下1階の劇場に入ると、約20人の観客が所狭しと座っている。まず舞台に立つのは、2012年に劇場を創設した英国出身コメディアンのエドさん(43)。「訪日客の知らない日本の面白さを伝えたい」という思いから、長年見つめる日本の日常を笑いに変える。
円安や温泉をネタに観客と交流
観客のタトゥーを指さし、日本では温泉に入れないかもしれない、といじり「いい考えがある。ばんそうこうのタトゥーを入れたら?」。米国のテーマパークで働く観客には「アイスクリームは何ドルで売ってる?」と質問。24ドル(約3800円)と聞くと「僕らのショーより高いじゃん。僕らももっと取ろう」と、円安と絡めてみせた。



