子どもの頃の楽しい経験は、人生後半でも通用するのでしょうか。漫画家の倉田真由美氏(55歳)が、久しぶりに釣りに挑戦した体験を綴っています。
子どもの頃の釣りの記憶
倉田氏は子どもの頃、親に連れられて海や川で釣りを楽しんでいました。川ではフナやハヤ、海では磯で小型のベラやメジナなどを釣り、家で親が佃煮や刺身、フライなどに調理して食べていたそうです。「おいしかったと思いますが、当時は食べることより、釣ることそのものがとても楽しかった」と振り返ります。
人間は年齢を重ねるにつれて変わっていくものもあります。昔苦手だったものを好きになったり、逆に楽しかったことがつまらなくなったりします。しかし、基本的には成長してもずっと地続きで、感覚の大元は変わらないまま残っているはずだと倉田氏は考えています。
東京湾でのアジ釣り決行
今回、倉田氏は「漁師が主催する、体1つで行ける船釣り」に申し込みました。装備も知識もないため、専門家に頼ることに。周囲から希望者を募り、女友だちのミカン、M、そして唯一の男性Hさんと4人で参加しました。
場所は神奈川県。都心から電車で1時間ほどの駅に船長が車で迎えに来てくれ、船小屋から船で東京湾へアジを釣りに出ます。参加料金は男性のほうが高く、女性4500円、男性6500円でした。
船長の指導でライフジャケットを着用し、長靴に履き替えて船に乗り込みます。参加者は全部で15~16人ほど。家族連れもおり、少し男性が多い程度でした。
釣りの実際と感じたこと
出発前は「釣りまくるぞ」とはりきっていた倉田氏ですが、実際の釣りは想像以上に渋いものでした。アジの反応は薄く、釣れる数は限られていました。それでも、釣りたてのアジの刺身で一杯やる楽しみは格別だったようです。
倉田氏はこの経験から、子どもの頃の楽しさがそのまま通用するわけではないが、新たな発見や喜びがあることを実感。人生後半の生きがい探しにおいて、過去の経験を活かしつつ、新しい挑戦を続けることの重要性を感じたと述べています。



