漫画家・安彦良和氏(78)は、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(以下『オリジン』)が2001年の『ガンダムエース』創刊と同時に連載を開始した経緯を、インタビューで明かした。『オリジン』を載せるために作られたのが『ガンダムエース』だったという。
「雑誌を作りましょう」と即決
安彦氏によると、当時角川書店にいた井上伸一郎氏(後に角川書店社長、KADOKAWA副社長を歴任)が古くからの知り合いだった。角川で『ガンダム』の漫画を描くと話すと、「じゃあ雑誌を作りましょう」と即決されたという。
「角川には少年誌があるから、僕の漫画もそこに載っけてくれればいいかなと思っていた。そうしたら、新しい雑誌を作っちゃおうと言う。そこまでやってくれるとは思わなかった」と振り返る。
2000年以降の仕事と新作
このインタビューは2000年以降の出来事にフォーカスしたもので、全8回の1回目。『オリジン』に続き、2026年5月には新作漫画『銀色の路-半田銀山異聞-』(上下巻)を出版。幕末〜明治の実業家・五代友厚を主人公に、福島の半田銀山復興を描いた。
この作品は、福島県桑折町の町制施行70周年を記念して25年9月に出版した『半田銀山昔語り』と対になる。安彦氏の曽祖父ら一家が暮らした半田銀山地域の取材成果をもとに、桑折町の歴史に新たな五代友厚像を融合させた物語だ。
安彦氏は1979年放送開始の『機動戦士ガンダム』でアニメーションディレクター、キャラクターデザインを担当。80年代には『巨神ゴーグ』『ヴイナス戦記』の監督を務め、漫画家としても『ナムジ』『虹色のトロツキー』など多くの作品を発表してきた。



