横浜市中区の寿地区で、夏の風物詩であるフリーコンサートの歴史を振り返る写真展「寿町 夏の記憶~寿町フリーコンサートと寿夏祭りの思い出~」が、同区の横浜市ことぶき協働スペースで開かれている。主催は寿夏祭り2026実行委員会など。
フリーコンサートの意義と歴史
フリーコンサートは寿夏祭りの一部として昭和54年に初開催され、45回目となった今年は8月14日に行われた。第1回から運営に携わってきた金子祐三さんは、フリーコンサートの意義を「目に見えない壁で遮られている寿町の内と外をつなぐもの」と語る。
かつては日雇い労働者の街として知られた寿地区は現在、単身の高齢者が多い「福祉の街」になったとされる。フリーコンサートは、そうした同地区を多くの人が訪れる機会となっている。これまでに喜納昌吉さん、友部正人さん、遠藤ミチロウさんら多くのミュージシャンが出演し、歴史を紡いできた。
展示内容と来場呼びかけ
今回の写真展では、長年にわたり寿夏祭りに実行委員として関わった鹿児島正明さん(故人)が撮影した写真のほか、年表などを展示。過去のコンサートを20分程度にまとめた映像も見ることができる。金子さんは「フリーコンサートがどういうものかを見ていただき、来年来ていただけたら、うれしい」と話している。
入場無料。28日まで(土日は休館)。開館時間は午前9時から午後5時。



