サービスエリアや観光地で、地名だけを大きくかたどった「文字モニュメント」が目立つようになってきた。東北道の佐野サービスエリア(SA)には「SANO」、埼玉県桶川市の道の駅には「OK EGAWA」、神戸港のメリケンパークには「BE KOBE」が設置されるなど、全国各地で見られるようになった。
高速道路にも波及した文字モニュメント
佐野SAの「SANO」は、このブームが高速道路にまで及んだことを印象づけた。シンプルながら強いインパクトを持つこうしたモニュメントは、観光アイテムとして増殖を続けている。佐野SAの上り線にも設置され、訪れた人々の目を引いている。
桶川市の「OK EGAWA」は、地名「桶川」の読みを生かし、「OK」を強調したデザイン。文字モニュメントは地域名や都市名のみを浮き上がらせるものが多く、設置背景には地元の魅力を発信する狙いがある。
「BE KOBE」の広がり
文字モニュメントが日本で広く知られるきっかけの一つが、2017年に神戸開港150年を記念してメリケンパークに設置された「BE KOBE」だ。神戸市によると、阪神淡路大震災から20年が経過し、「神戸のさまざまな魅力の中で、一番の魅力は人である」というメッセージが込められている。
その後、このモニュメントは市内の複数箇所に設置され、現在では7カ所に及ぶ。最新のものはポートアイランドのワールド記念ホールに設置された。現地では東南アジア系の観光客が記念写真を撮る姿も見られ、観光スポットとして定着している。
観光と地域振興のツールとして
文字モニュメントは「顔出しパネル」に似た役割を果たし、写真映えする観光アイテムとして人気を集めている。都市名や地域名だけを強調することで、訪れた人々の記憶に残りやすく、SNSでの拡散も期待できる。今後も各地で同様のモニュメントが設置される可能性があり、地域振興の一環として注目される。



