鳥取県、ドラマ「VIVANT」続編に便乗しロケ地観光PRを本格化
鳥取県、VIVANT続編に便乗しロケ地観光PRを本格化

現在放送中のTBS系ドラマ「VIVANT」に合わせ、鳥取県などはロケ地となった場所の観光PRに力を入れている。ストーリーが進むにつれ、県内の新たなロケ地が次々と明らかになり、人気の波に乗ろうとする動きが広がっている。

知事自ら「ごっこ」動画、続編で撮影協力

「VIVANT」は、自衛隊の特殊部隊に所属する主人公が、世界を股にかけるテロ組織が起こす大きな渦に巻き込まれていく冒険物語。2023年に第1シーズンが放送され、海外を舞台にした大きなスケールや緻密に伏線が仕組まれたストーリーなどから大ヒットした。

続編の第2シーズンは今年7月26日から放送が始まり、これまでに計5話が放送された。無料動画配信サービス「TVer」では第1話が8日間で887万再生され、歴代最高を更新。変わらず高い人気を誇っている。

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県は第1シーズンの放送に合わせ、「VIVANTごっこ」と称し、主人公が砂漠で迷い、気を失って転がり落ちるシーンなどを平井知事自ら鳥取砂丘で演じ、動画に投稿した。この取り組みにTBSが興味を持ち、続編では県が撮影協力することになった。

「別班鳥取県支部」結成、砂丘にモニュメント設置

今回県は、主人公が所属する組織にちなみ「別班鳥取県支部」を結成し、キャンペーンを開始。県内のロケ地を訪れて写真を撮ってXやインスタグラムに投稿すると、松葉ガニが3人に当たる。PR動画では、またもや平井知事がVIVANTの登場人物に扮して登場した。

放送に合わせ、鳥取砂丘のビジターセンターの駐車場には、VIVANTの文字をかたどった高さ1.2メートル、幅3.4メートルの砂のモニュメントも設置した。一人旅で訪れた山口市の会社員男性(25)は「砂丘にはモニュメントを目当てに来た。自然を生かしていて、かっこいい。この後も鳥取県が出てくるか楽しみ」と話していた。

8月2日放送の第2話では、登場人物が逃走経路として使った空港として、鳥取空港(鳥取市)と米子空港(境港市)が登場。ドラマでは、鳥取空港は茨城空港、米子空港は浜松空港と表記された。

県は9日、ドラマで使用された鳥取空港の国際線エリアを開放。「茨城空港」と張り紙をし、県職員らは登場人物らに似せた衣装を着て、来場者と記念撮影をした。パイロット役として出演したエキストラも参加し、県によると、1日で約2000人が訪れたという。

日南町も全力、駅モニュメントや愛称決定

16日放送の第4話では、日南町のJR生山駅で主人公が下車。同町は21日、同駅をフォトスポットとしてPRしようと、駅のロータリーに木製の「V」(高さ、幅1メートル)のモニュメントを設置した。

27日には、町の愛称を「NICHI VIVANT CHO」に決定。来年3月末まで、町役場内の表示や職員の名刺とポロシャツに使用することにした。発表式で中村英明町長は、放送のあった16日以降、県外から多くのファンが駅を訪れていると明らかにした。「町の魅力を知ってもらうチャンス」と力を込めた。

町は、町内の飲食店などで商品の一部を「V」の形にして、ファンに楽しんでもらう企画も始めた。ドラマのキャストに似た町民を募り、パロディー動画の制作も計画しているという。

平井知事は「ロケ地にも使われた鳥取を広めていかなければならない。そのために、SNSで別班鳥取県支部のみなさん(ファン)の力を仰ぎたい。ぜひ、鳥取へ」と呼びかけている。

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