NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の登場人物にあやかって地域を活性化しようと、大和郡山市の地元企業と書家らが「戦国武将印」を共同制作した。武将印を記した台紙、和紙ファイルやシールを取り揃えるほか、地元の飲食店や菓子店が武将印をあしらったラベルを使ったスイーツの販売なども始めている。
武将印の制作背景とデザイン
武将印を手掛けたのは大和郡山市の印刷会社「アルファー」。県内の書家、中川彩河(さいか)さん(49)とともに共同で企画した。中川さんが大河ドラマを視聴し、登場人物や、演じている俳優の個性に思いを馳せて文字を描いている。
主人公、豊臣秀長の部将印は、シルバーを背景とした台紙に誠実な性格を表した端正な文字に。秀吉は、金色の台紙に「人たらし」の性格をイメージして、かわいらしい雰囲気の字体で表現した。織田信長は、新しい時代を切りひらいた風雲児らしく力強い文字が特徴となっている。
このほか、徳川家康や竹中半兵衛ら7種あるが、今後、ドラマに魅力的な人物が登場すればさらに増やしていく予定だ。
地元店舗での展開
地元のイタリア料理店「サンプーペー」がお土産に人気のプリン、洋菓子店「パルファン」ではマドレーヌのそれぞれ商品パッケージなどに秀長の武将印を採用。奈良市のカフェ「ホトケノネドコ」は、新米が収穫される11月頃に合わせ、少量サイズのヒノヒカリの米袋に秀長の武将印をあしらって販売する。
アルファーの八尾陽平社長(47)は「武将印を広げて地域活性化につなげたい」と意気込む。中川さんも「ドラマをきっかけに地元の企業がしっかりと盛り上がることで、秀長をシンボルとして仲間の輪を広げていければ」と期待を寄せる。
販売情報
武将印を印字した台紙と和紙ファイルが税込み550円、シールが同880円で販売。大和郡山市の郡山城跡内「番屋カフェ」、DMG MORIやまと郡山城ホール内のカフェ「カステッロ」、奈良市の奈良公園バスターミナル「ナラマイル」などで取り扱っている。



