交流人口を増やして人口減少に歯止めをかけようと、大阪府河内長野市はニュータウンの一角で都市公園「SAKAS南花台(南花台中央公園)」の整備を進めている。天然芝を敷いた広場や、女子サッカークラブ「スペランツァ大阪」のホームグラウンドとして約1000人を収容できるスタジアムなどを備え、来年1月のオープンを目指す。
公園の概要と背景
公園の予定地は市内の新興住宅地「南花台」の一角で、南海高野線三日市町駅から南西約2キロ。少子高齢化が進むニュータウンの中にあったUR賃貸住宅16棟を取り壊した跡地に整備する。市によると、平成30年ごろから利活用の計画が持ち上がっていたという。
市の人口は9万5700人(7月末時点)で65歳以上の高齢化率は約38%に上る。人口は10年前の同時期と比べ約1万3000人減少。交流人口を増やし人口減少を緩やかにしたい考えだ。
施設の詳細と設計
公園は2つのエリアに分かれ、約2万7000平方メートルの部分には「スペランツァ大阪」のホームグラウンドとなるサッカースタジアムを建設。市はスペランツァと令和2年にホームタウン契約を締結するなど、一丸でチームを応援している。
道路を挟んで反対側にある約1万1000平方メートルの場所には、天然芝の広場のほか屋根付きカフェやウォールクライミングができる壁などを備えた「にぎわい施設」が建設される。建築家の米澤隆氏がデザインと監修を担う。米澤氏は大阪・関西万博で「2億円トイレ」と話題になり、市内への一部移設が決まった「トイレ5」の設計者。
愛称と開業時期
スタジアムや広場は来年1月、施設は令和10年春の供用開始を目指す。SAKASの愛称は公募で決定。「街を咲かせる、花を咲かせる、サッカーをする、街中を盛り上げる存在の公園であれ」といった思いが込められたという。
市の担当者は「単なる公園にとどめるのではなく、市民が愛着と誇りを持てるような場所になることを願う」としている。



