愛知県犬山市の日本モンキーセンターは10月18日の営業をもって長期休園に入る。これを前に8月30日、飼育員が撮影した動物たちの動画を上映するなどのイベントが行われた。
「休猿まで50日イベント・上映会『50メモリーズ』」
上映会は2回にわたって行われ、約100人が参加した。イベントは「休猿(きゅうえん)まで50日イベント・上映会『50メモリーズ』」と題し、飼育しているニシゴリラの雄として国内最高齢の「タロウ」や人気のワオキツネザルなど50種を紹介した。動画を撮影した飼育員たちがナレーションを務め、出生地や施設での過ごし方、特徴や性格などを分かりやすく伝えた。
飼育員の思い出話と「甲子猿」祝勝会
飼育員を代表して施設整備課長の坂口真悟さん(52)が、以前飼育していたオランウータンの思い出話、繁殖の成功や失敗といった苦労話などを語った。イベント後、坂口さんは「大勢のファンに動物たちの現状を知ってもらうことができた。休園してもSNSなどで飼育状況を見てもらえるようにしたい」と話していた。
また、今夏が最後となった同センターの人気企画・飼育施設対抗なんでもアピール選手権大会「甲子猿(こうしえん)」の祝勝会も行われた。優勝したチームに優勝旗が贈られ、メンバーが飼育しているアヌビスヒヒに氷で固めた餌をプレゼントした。
今後の取り組み
同センターは1956年10月17日に財団法人として設立され、57年には県内2番目の登録博物館となった「犬山野猿公苑」をオープンした。現在の動物園は62年に開園し、多くの来園者に親しまれてきた。しかし、施設の老朽化が著しく、抜本的な整備が必要となったことから、財団法人の創立70周年を節目に休園し、3~4年かけて改修することにした。
同園では、公式X(旧ツイッター)でカウントダウン配信をしているほか、9月1日からSNSを通し、思い出アルバムを作る投稿企画も予定している。



