江戸時代、後水尾天皇が徳川将軍家に招かれて二条城を訪れた「寛永行幸」をテーマに、京焼・清水焼の作家18人が手がけた作品の展示が28日、京都陶磁器会館(京都市東山区)で始まった。9月9日まで。
行幸から400年を記念した企画
行幸から今年で400年となるのを記念した企画。京都陶磁器協会に所属する作家が、歴史や屏風絵で得た着想から作品を手がけた。会場には、皿や茶碗をはじめ、色遣いや形状の異なる約40点が並ぶ。
作家が思い描く寛永行幸の世界
京焼・清水焼は、行幸からほどなくして確立したとされる。窯元「高野昭阿弥」(同区)3代目の高野洋臣さん(51)は「もし行幸の頃に京焼・清水焼が発展していたら」と発想を広げ、後水尾天皇らが二条城で鑑賞した能の演目をイメージした酒器や、牛車の形の香合を華やかに仕上げた。
高野さんは「陶芸作家たちが寛永行幸から400年の年月をどうとらえたかを見てもらえたら」と話す。
開催概要と今後の予定
午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。木曜休館。無料。11月下旬からは、同会場で規模を拡大した展示を実施する予定。



