カインズ社長の高家正行氏と、茶道裏千家準教授でTeaRoom代表取締役CEOを務める岩本涼氏の対談が、『プレジデント』2025年5月2日号に掲載された。2人の出会いや、茶の湯文化を世界に広める活動への思いが語られている。
食事会での偶然の出会い
高家氏は、ある食事会で岩本氏と偶然出会ったという。目の前の青年が著名な茶道家だとは思わず、「僕もお茶が好きなんだけど」と軽い気持ちで話したことを覚えていると振り返る。自身の茶道の腕前については「趣味とすら呼べない程度」と謙遜し、「今思えば恥ずかしい限り」と笑う。
それ以来、2人は定期的に会う機会があり、高家氏は岩本氏の近況を聞いているという。
若いリーダーたちへの支援
高家氏は、岩本氏のような若いリーダーたちが「いかに“必死で”考えているか」を実感していると語る。現代は価値観が多様化し、日本経済も高家氏が若い頃ほど好調ではない。そんな複雑な環境でがんばる後輩たちを支えたいとし、「何か相談されることがあれば、いつでも喜んで応じます」と述べている。
茶の湯がもたらす平和への道
気候変動や戦争が生活を脅かす時代だからこそ、お茶という「日常」を愛でる文化の需要は高まっているという。岩本氏は、茶の湯文化を世界に広める事業を通して、「武器と戦争ではなく、平和を維持する活動によって経済が回るような社会をつくっていきたい」と話す。
高家氏は、この道のりは決して簡単ではないが、岩本氏のような誰かが一歩を踏み出すことで世界は動き始めるだろうと期待を寄せる。自身も「いつか引退して時間ができたら、岩本さんにくっついて世界を回り、茶の湯を広めたい」と語っている。



