博多祇園山笠の「追い山笠ならし」が12日、福岡市博多区で行われた。フィナーレとなる15日の追い山笠のリハーサルにあたり、街は本番に向け一層熱を帯びた。櫛田神社では午後3時59分、今年の一番山笠である中洲流の男たちが舁き山笠を担いで境内を走る「櫛田入り」を披露した。その後、他の六つの流も続き、街中を駆け抜けた。上川端通の「走る飾り山笠」も櫛田入りを行った。
多くの観客が見守る中での櫛田入り
多くの観客が見守る中、八番山笠・上川端通が櫛田入りする様子が12日午後、福岡市博多区の櫛田神社で撮影された。博多祇園山笠は、毎年7月1日から15日にかけて行われる福岡市の伝統行事で、特に15日未明の「追い山笠」がクライマックスとなる。追い山笠ならしは、その前日に行われる本番さながらのリハーサルであり、各流が実際のコースを走って最終確認を行う。
山笠の流れと歴史
博多祇園山笠は、鎌倉時代に博多で疫病が流行した際、祈祷師が施主の家を回ったことが始まりとされる。現在では、福岡市博多区の7つの流(中洲流、千代流、恵比須流、土居流、東流、西流、上川端通)が参加する。各流はそれぞれ独自の飾り山笠と舁き山笠を持ち、豪華な人形や装飾で飾られた山笠が街を練り歩く。
本番に向けた最終調整
追い山笠ならしでは、各流が実際のコースを走り、タイムや動きを確認する。特に櫛田入りは、櫛田神社の境内に入る重要な場面であり、観客も多く集まる。今年は天候にも恵まれ、参加者たちは汗を流しながら本番に向けて気合を入れた。地元の住民や観光客は、伝統の勇壮な姿に拍手を送っていた。
博多祇園山笠は、国の重要無形民俗文化財に指定されており、毎年多くの観光客が訪れる。15日の追い山笠では、早朝4時59分に一番山笠が櫛田神社を出発し、約5キロのコースを駆け抜ける。各流のタイム差はわずかで、熱い戦いが繰り広げられる。



