こども霞が関見学デー、国土交通省で建設機械や船の仕事を親子で体験
こども霞が関見学デー、国交省で建設機械や船を体験

7月29日・30日の2日間、東京・霞が関にて、29府省庁等による「令和8年度 こども霞が関見学デー」が実施された。これは、子どもたちを対象に、霞が関に所在する文部科学省をはじめ、各府省庁等が連携し、所管の業務説明や関連業務の展示等を通して、夏休み期間中に子どもたちに広く社会を知ってもらうこと、政府の施策に対する理解を深めてもらうこと、活動参加を通じて親子の触れ合いを深めてもらうことを目的とした取り組みだ。

建設機械の体験と高所作業車

国土交通省を訪れると、正面玄関付近に大きな建設機械が展示されていた。不動産・建設経済局とコベルコ建機、建設業振興基金の協力のもと実施された「体験、建設機械に乗ってみよう!」では、ショベル遠隔操作の装置で建設現場のバーチャル体験を実施したり、高所作業車に搭乗し、10mの高さを体験する催しが行われた。高所作業車がぐぐっと上がっていく様子は、下から見上げると大迫力だ。

国際園芸博覧会や鉄筋学習のブース

国土交通省庁内10階の共用会議室などでは、40近いブースで多種多様なプログラムが実施された。2027年3月から横浜・上瀬谷で開催される「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」のブースでは、公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」とのグリーティングや、VRで会場を体験できる「空中さんぽ」を実施。来年の開催に先駆けて、一足早く空から会場の様子を楽しめるプログラムに長蛇の列ができていた。

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不動産・建設経済局による「建築の仕事! 鉄筋コンクリート造を学ぼう!」は、東京都鉄筋業協同組合と建設業振興基金の協力を受け、建物を支える「鉄筋」の役割を知るプログラム。鉄筋の種類や重さを学ぶ体験クイズ、高層マンションで実際に使われている鉄筋の接合体験、また、交差する鉄筋がずれないように専用の針金で縛って固定する「結束」の速さを競う「結束バトル」も行われた。初めての挑戦ながら、大きな工具を使って次々と結束していくゲームのような体験に、大きな盛り上がりを見せた。

交通安全や海と船の学び

物流・自動車局による「ナスバってなに!!??~ナスバの取組を紹介します!~」のブースでは、自動車事故対策の専門機関「自動車事故対策機構(ナスバ)」の紹介や、バス・タクシー・トラック運転手の安全運転のための「運転シミュレーター」の無料体験を実施。子どもたちは説明を受けながらハンドルを握り、安全運転を体験した。

海事局による「~わくわく!海と船っておもしろい!~」では、海と船を楽しく学べるさまざまな取り組みが行われた。マリンスポーツ財団は、海や川などの水辺で命を守るライフジャケットの大切さを伝えるため、ライフジャケットを着用して、海でイルカと遊んでいるようなトリックアートの撮影ブースを用意。海技教育機構では、海を背景に船員の制服を着用して記念写真を撮影する企画や、船のクイズ「ふね検」にチャレンジして缶バッヂがもらえる企画も実施された。

RORO船のペーパークラフト教室

日本内航海運組合総連合会では、国内の港から港へ貨物を輸送する「内航海運」の仕事が学べるペーパークラフト教室を実施。トラックやトレーラーなどの車両をそのまま船内に乗せて荷物を運ぶ貨物船「RORO船」のペーパークラフトを親子で作った。講師は、児童書編集者のおとうとしゆきさんと、イラストレーターのかとうとおるさんによる工作ユニット「オトウカトウ」。おとうさんが内航海運の説明をしていると、突然かとうさん扮する「キャプテンRORO」が登場した。

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トラックや鉄道、飛行機と比べながら、国内の輸送機関別輸送量のうち約42%(トンキロベース)のシェアを占めていること、そして一度に多くの荷物を運べるため省エネルギーであるという特徴や、船内でどのような働き方をしているかという説明がされた。RORO船のペーパークラフトは、細かいパーツもありかなり本格的。船に出入りするためのスロープ状の通路・ランプウェイの組み立てなど、ちょっと難しい所は親子一緒に協力しつつ、キャプテンROROとおとうさんのサポートを受けながら完成させていた。

会場内ではキャラクターの着ぐるみも登場し、子どもたちと記念撮影するワンシーンも見られた。夏休み期間中の開催となった今回の「こども霞が関見学デー」。多くの親子が体験を通じて、国土交通省の幅広い取り組みや仕事への理解を深めていた。