喜多川歌麿の肉筆画など初里帰り、大英博物館コレクション展が大阪で開催
歌麿の肉筆画初里帰り、大英博物館コレクション展が大阪で

大阪中之島美術館で10月31日から、展覧会「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画」が開催される。大英博物館に所蔵されている貴重な日本美術コレクションが里帰りし、2027年1月31日まで展示される。

世界トップクラスのコレクションから選りすぐり

ジャポニスムが流行した19世紀後半以来、日本の文化に魅了された人によって支えられ、形成されてきた大英博物館の日本美術コレクションは、世界でトップクラスを誇る。4万点にも及ぶ同館のコレクションから、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳という代表的な8人の浮世絵師による版画をはじめ、江戸時代の絵画作品を中心に展示する。

初里帰りとなる貴重な作品群

今回初里帰りとなる作品も並ぶ。喜多川歌麿「文読む遊女」(1804〜06頃)は、世界にわずか50点前後とされている現存する歌麿の肉筆画の中で、最も大ぶりな作品の一つとされる。2011年に新たに発見された作品だ。葛飾北斎の『万物絵本大全』版下絵「天竺・印度 大象ヲ養」(1820〜49頃)は未出版の版下絵であり、貴重な8点を一挙公開する。

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円山応挙「虎の子渡し図屏風」(1781〜82)や、彬子女王殿下により大英博物館の収蔵庫で発見された桜井香雲「法隆寺金堂壁画 九号壁 模本」(1880)も初里帰りとなる。

約150年ぶりに一堂に会する襖絵

大英博物館と青森県中泊町の旧家・宮越家に分蔵されていた花鳥図が、近年の調査によって狩野宗眼重信による一連の襖絵であることが判明した。同展では、青森の花鳥図に加えて、かつて大英博物館所蔵の花鳥図と一連であったアメリカのシアトル美術館所蔵の作品を特別出品。青森・ロンドン・シアトルに分かれた襖絵が約150年ぶりに一堂に介する。

開催概要

会場は大阪中之島美術館で、会期は2026年10月31日(土)から2027年1月31日(日)まで。開場時間は10時から17時までで、金曜日は20時まで(入場は閉場の30分前まで)。休館日は月曜日、11月24日(火)、12月31日(木)、1月1日(金・祝)、1月12日(火)。ただし、11月23日(月・祝)と1月11日(月・祝)は開館する。観覧料は一般2300円、高大生1400円、小中生500円。

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