ノーラン監督『オデュッセイア』NYプレミア、マット・デイモンら豪華キャスト集結
ノーラン『オデュッセイア』NYプレミア、キャスト集結

クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』(2026年9月11日公開、配給:ビターズ・エンド/ユニバーサル映画)のNYプレミアが、現地時間7月14日に米国ニューヨークのAMCリンカーンスクエアで開催された。主演のマット・デイモンをはじめ、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロン、ルピタ・ニョンゴ、エリオット・ペイジら主要キャストとノーラン監督が一堂に会し、映画史に新たなページを刻む超大作の誕生を祝った。

プレミア会場には全長約13メートルのトロイの木馬が出現

プレミア会場は、砂浜をイメージした装飾の奥に、劇中にも登場する全長44フィート(約13メートル)のトロイの木馬が設置され、篝火が焚かれたゲート周辺では鎧兜や槍を身にまとった兵士たちが警護。古代ギリシャの景観がそのまま再現されたような雰囲気に包まれた。タイトルロゴが飾られた会場内も圧巻で、来場者を物語の世界へと誘った。

マット・デイモン、役作りのため体重75.7kgに減量

カーペット上でのインタビューに応じたマット・デイモンは、役作りのために体重を167ポンド(約75.7kg)まで落とし、毎朝3時や4時からトレーニングに励んだと過酷な準備期間を振り返った。本作の撮影について「遠征(エクスペディション)」と表現し、全編IMAXカメラで撮影されたことについては「CGIは一切使っていません」と断言。「1,000人規模の戦闘シーンでも実際に1,000人のエキストラを動員して撮影したことを誇りに思います」と、共に戦い抜いたスタッフやキャストを称賛した。

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トム・ホランド「雲の上にいるような気分」、アン・ハサウェイは家族の絆を役に反映

トム・ホランドは、マット・デイモンやアン・ハサウェイ、ルピタ・ニョンゴ、ノーラン監督らと仕事ができたことに「雲の上にいるような気分です」と興奮を隠せず、ノーラン監督の撮影現場について「緊張している暇もないほど他にはないスピード感で撮影が進みました」と絶賛した。アン・ハサウェイは、自身が妻であり母である経験を役に深く反映させ、主演のマット・デイモンとは“家族の絆”という共通点ですぐに打ち解けられたと語る。ノーラン監督については「知性、常識、人間性を兼ね備えた完璧な存在です。監督の真摯な姿勢こそが、多くのスタッフやキャストが何度も彼と仕事をしたがる理由です」と熱く称賛した。

ルピタ・ニョンゴ、一人二役に即決「脚本を読む必要すら感じなかった」

ヘレネとクリュタイムネストラという一人二役を演じたルピタ・ニョンゴは、「ノーラン監督からこの役の第一候補だと提示された際、あまりの驚きにその場で承諾しました。脚本を読む必要すら感じませんでした」と出演即決のエピソードを披露。さらに本作について、「女性たちの視点にもしっかりと時間を割いて描かれている点に新たな魅力を感じています」と手応えを明かした。

ゼンデイヤ、トム・ホランドの脚本をこっそり読んで感激

ゼンデイヤは、正式なオファーを受ける前に、パートナーであるトム・ホランドが持っていた脚本をこっそり読み、その素晴らしさに感銘を受けたという秘話を明かした。その上で、「翻案不可能と思える古典文学をここまで見事に映画化できるのは、ノーラン監督以外に存在しません」と監督の手腕を力強く称えた。

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シャーリーズ・セロン「ノーラン監督と働きたいと思わない俳優はいない」

本作でノーラン監督作への初出演を果たしたシャーリーズ・セロンは、「どのような役柄であれ、ノーラン監督と一緒に働きたいと思わない俳優はいません。依頼があれば即座に駆けつけます」と語り、監督への絶対的な信頼を口にした。

エリオット・ペイジ、16年ぶりにノーラン組へ帰還

兵士シノン役のエリオット・ペイジは、『インセプション』以来約16年ぶりとなるノーラン組への帰還に喜びをあらわにした。超大作でありながら「現場ではノーラン監督が最高の1ショットを捉えることだけに全神経を注いでいるため、まるでインディーズ映画を作っているかのような濃密な感覚でした」と振り返った。

ノーラン監督「人類の原点となるストーリー」、細部へのこだわり語る

クリストファー・ノーラン監督は、本作を「人類の原点となるストーリー」と位置づけ、現代映画において未だ誰も成し得なかったアプローチで映像化できたことへの胸の高鳴りを語った。主演のマット・デイモンについては「マットは自ら先頭に立って現場を引っ張る男であり、彼の情熱と姿勢が『自分たちも応えなければ』と周囲を鼓舞する最高の刺激になりました」と高く評価。また、キャストに妥協のない挑戦を求める一方で、「俳優が何を求めているかを理解し、常に同じ現場で寄り添うこと――例えば水中の撮影であっても自身がキャストと共に水に入ることを信条としています」と明かした。さらに、「2回以上鑑賞される方には、ぜひ脇役やオデュッセウスの乗組員たちの細やかな演技に注目してほしいです。そこには膨大なディテールが詰め込まれています」と、細部までこだわり抜いた作品への自信を覗かせた。

出演者・スタッフ

出演者は、オデュッセウス役マット・デイモン、テーレマコス役トム・ホランド、ペネロペ役アン・ハサウェイ、アンティノオス役ロバート・パティンソン、アテナ役ゼンデイヤ、カリュプソー役シャーリーズ・セロン、シノン役エリオット・ペイジ、ヘレネ/クリュタイムネストラ役ルピタ・ニョンゴ。スタッフは監督・脚本クリストファー・ノーラン、製作エマ・トーマスとクリストファー・ノーラン(シンコピー)、エグゼクティブプロデューサートーマス・ヘイスリップ。本作はモロッコ、ギリシャ、イタリア、アイスランド、スコットランドなど世界各地で撮影され、ホメロスの叙事詩を長編映画史上初めてIMAXフィルムスクリーンで映像化したアクション映画。トロイア戦争後、故郷を目指すイタケの王オデュッセウスの10年に及ぶ壮大な旅と冒険を描く。