にかほ市がメインロケ地の映画「ルックバック」の公開を9月11日に控え、市は実際に映画で使われたセットを復元し、29日に無料公開を開始した。復元されたのは主人公2人の部屋のセットで、映画撮影時は市内の公的施設内に設置されていた。通常、映画のセットは撮影終了後に破棄されるが、今回は制作会社から市に無償で譲渡された。
セット復元の目的と設置場所
市は、映画の臨場感を味わえるセットを復元することで、市民意識の盛り上げやロケ地巡りを楽しむ観光誘致、原作者でにかほ市出身のマンガ家藤本タツキさんの顕彰につながることを期待している。
復元されたセットは、「藤野の部屋」がJR仁賀保駅、「京本の部屋」が同市平沢の「総合福祉交流センター スマイル」のロビーに設置された。公開は来年3月まで。
お披露目イベントで監督と出演者がコメント
28日には「京本の部屋」でお披露目イベントが開かれ、是枝裕和監督と、主人公2人の子ども時代を演じた七瀬ふうりさん、岡田六花さんがゲストで登場した。
是枝監督は「原作マンガでは京本の部屋は洋室だったが、どてらを着ている京本はおばあちゃん子だと想像を広げ、和室にすることを決めた」と解説。七瀬さんと岡田さんは「ドアの向こうに京本がいると感じた」「細かいところまで再現されてうれしかった」とセットの復元を喜んでいた。
公開時間は、「藤野の部屋」が午前10時~午後5時、「京本の部屋」が午前9時~午後5時。問い合わせはにかほ市観光課(0184・43・3200)へ。



