ピューリッツァー賞受賞作家ダニエル・クラウス原作の映画『クジラに落ちた男』(2026年10月16日公開、配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)の舞台裏を捉えた特別映像が公開された。
本作は、巨大マッコウクジラにのみ込まれた青年の極限状態での脱出を描くサバイバル映画。原作はクラウスの小説『Whalefall』で、全米図書館協会アレックス賞を受賞し、2023年のニューヨーク・タイムズ年間ベストブックにも選出されている。
監督が語る没入体験
監督・脚本を務めるのは、『ジェーン』(2016)の脚本や『コカイン・ベア』(2023)の製作を手がけたブライアン・ダッフィールド。公開された映像で監督は「『クジラに落ちた男』は恐ろしい体験を描く」とコメントし、「閉じ込められているのは主人公のジェイ、そして観客の2人。怒涛の展開が待っている」と語っている。
映像には、クジラの体内に閉じ込められた青年ジェイの鬼気迫るシーンが収められ、ダイオウイカに襲われそうになる緊迫の場面も映し出されている。
主演俳優の体当たりの演技
主人公ジェイを演じるのはオースティン・エイブラムス。『ウォーキング・デッド』シリーズや『WEAPONS/ウェポンズ』(2025)、リブート版『バイオハザード』などで災難に遭う役を演じてきた彼は、今回の役作りのため自らドミニカ共和国へ赴き、実際にマッコウクジラと一緒に泳いだという。
監督はオースティンについて「食われに行かないか心配だったよ」とコメントし、彼の本気度の高さに唸らされたと話している。
父子のドラマも見どころ
ジェイの父ミットを演じるのはジョシュ・ブローリン。映像で彼は「胸にくる物語だ。特に父と子の関係にとても心ひかれた」と語り、クジラに丸呑みされる衝撃だけでなく、その先で描かれる父子のドラマも大きな見どころだと明かしている。ミットが息子に告げる「命綱は3つ」という言葉の意味も注目される。
17歳の青年ジェイは、一人で海に潜った先で巨大なマッコウクジラに呑み込まれてしまう。極限状態の中、ダイビングの師である父から授かった知恵を頼りに脱出を試み、父との記憶をたどりながら自分自身と向き合っていく。