安彦良和氏が語る『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』誕生の裏側
安彦良和氏が語る『ガンダム THE ORIGIN』誕生の裏側

漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(以下『オリジン』)は、2001年の『ガンダムエース』創刊と同時に連載が始まった。安彦良和氏によると、『ガンダムエース』は『オリジン』を載せるために作られた雑誌だという。

角川書店・井上伸一郎氏との出会い

安彦氏は、角川書店にいた編集者の井上伸一郎氏と古い知り合いだった。井上氏は角川歴彦氏の側近でアイデアマン。安彦氏が「角川に(『ガンダム』の漫画を描くと)言えば何かやってくれるんじゃないかな」と思ったところ、井上氏は即決で「じゃあ雑誌を作りましょう」と応じたという。

安彦氏は当初、角川の少年誌に漫画を載せてもらえればいいと考えていた。「新しい雑誌を作っちゃおう」という井上氏の提案には「そこまでやってくれるとは思わなかった」と振り返る。

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現在も衰えない創作意欲

2026年5月には、新作漫画『銀色の路-半田銀山異聞-』(上下巻)が出版された。幕末〜明治の実業家・五代友厚を主人公に、福島の半田銀山復興を描いた作品だ。これは、福島県桑折町の町制施行70周年を記念して描き下ろした『半田銀山昔語り』(2025年9月出版)と対になる。

安彦氏の曽祖父ら一家は、かつて半田銀山地域(桑折町)で暮らしていたという。自身のルーツに思いを馳せて桑折町で取材した成果が『半田銀山昔語り』であり、その桑折町の歴史に新たな五代友厚像を融合させた物語が『銀色の路』だ。78歳の今も創作への意欲は衰えない。

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