北海道大学は14日、前身の札幌農学校の開校から創基150周年を迎えた。農学部本館(札幌市北区)の時計塔では、戦時下などを理由に長年使われていなかった「エルムの鐘」が久々に鳴らされ、関係者が節目の日を祝った。
鐘の歴史と修復の経緯
鐘は高さ50センチ、重さ約90キロの青銅製で、1935年の農学部本館建設に合わせて設置された。時報として使われていたが、戦時下で使用停止に。その後は故障などで長らく鳴ることはなかったが、2024年に農学部OBらが150周年に向けて修復を手掛け、今回「復活」した。
式典で響く鐘の音
14日は復活を祝う式典が開かれ、時計塔に上った宝金清博学長らが鐘につながる麻製のロープを引くと、荘厳で伸びやかな音がキャンパス内に響き渡った。
宝金学長は「鐘は自由やコミュニティーの象徴。北大が今後、学問の自由と自律をどう成し遂げていくのかという点でも、大きな意味がある」と力を込めた。



