2026年7月3日、アメリカ・マイアミで開催されたアルゼンチン対カーボベルデ戦のスタジアムでは、最新テクノロジーが審判や戦術分析を支えている。FIFA審判委員会のピエルルイジ・コッリーナ委員長は、テクノロジーの役割について「人間に対して非常に優れたサポートを提供するが、最終的な決定を下す権利を持つのは、あくまで人間だ」と原則を示した。
テクノロジーは審判を不要にするのか
コッリーナ氏は「私の本当の、究極の目標を言えば、審判からテクノロジーのサポートを『不要』にすることだ」と述べ、審判の能力向上によりテクノロジーの出番をなくしたいと語った。しかし「それは現実的ではない。テクノロジーは審判を置き換えるためではなく、彼らをサポートするために存在している」と付け加えた。
中立性と審判の役割
今回のW杯では、トランプ大統領が審判のレッドカード判定に電話で介入するなど、FIFAの中立性に関する疑義も見られた。コッリーナ氏は「W杯や欧州選手権の審判に選ばれるたびに、『イタリア代表が決勝に進むのと、あなた自身が決勝の主審を務めるのと、どちらが嬉しいか?』と聞かれるが、愚かな質問だ。私は愛国心が強いが、自分が決勝のピッチに立つことを選ぶ。私の唯一のチームは『チーム1』、審判たちのチームだ。すべての試合で正しい判定を下すことだけに関心がある」と語った。



