DNP、工芸品とアニメを組み合わせた新ブランド「AN-IPPON」を米国で展開
DNP、工芸品とアニメの新ブランドを米国で展開

印刷大手の大日本印刷(DNP)は、日本の漫画やアニメなどのIP(知的財産)と日本各地の工芸品を組み合わせた海外向け商品の新ブランド「AN-IPPON(アニッポン)」を立ち上げた。第1弾として、海外でも人気のアニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」のキャラクターなどをモチーフにコラボした3商品を、7月から米国で順次売り出している。

コラボ商品の内容

コラボ商品は、アニメのシーンなどをあしらった石川県の九谷焼、登場するキャラクターをモチーフにした福島県会津地方の赤べこ、作品のシンボルを落とし込んだ山形県の米沢織となる。DNPが米国で運営するアニメグッズ専門店「東京アニメセンター」の2カ所で取り扱いを始め、販売拠点を増やす方針。

今後の展開と狙い

2026年度中に第2弾の商品も計画する。将来は、欧州やアジアなどへの販路拡大や、日本国内との同時展開なども視野に入れる。

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新ブランドの狙いについて、DNPコンテンツ・XRコミュニケーション本部の秋元達彦氏は「IPと工芸品をつなぐプラットフォームを作りたかった」と説明する。経済産業省が25年6月に公表した「エンタメ・クリエイティブ産業戦略」によると、IP関連などコンテンツ産業の世界市場は足元で約135兆円もの規模があるが、輸出額は約5兆8000億円と推定される。

海外展開の課題と支援

今後も需要の伸びが期待される一方で、海外でIPとコラボする際の権利関係や輸出の手続きが煩雑で、工芸品の産地だけでは対応するのは難しい。DNPがサポートする形で、工芸品の海外の販路拡大にもつなげる。

DNPは今後3年間で47都道府県の工芸品の産地と連携。IPとのコラボ商品をつくり、海外での需要取り込みを図る考えだ。

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