世界最大のIPOを6月に実施したスペースXが、日本時間8月5日朝に2026年12月期第2四半期(Q2)の決算を発表した。売上収益は前年同期比92%増と大幅な増収となった一方、AIへの巨額投資が嫌気され、翌日の株価は約13%下落した。
売上高は市場予想を上回る成長
Q2の売上収益は7,814百万ドル(約78億ドル)で、市場予想の約69億ドルを上回った。損益も前期の▲1,008百万ドルから▲541百万ドルへ赤字幅が縮小している。IPO後も成長が続いていることが確認された形だ。
決算説明では、CFOのブレット・ジョンセン氏が、スターリンクやAI企業向けインフラの長期契約など継続的収益が年末までに年換算で1,000億ドルに達する見込みと述べた。
設備投資の86%がAI関連
Q2の設備投資は18,369百万ドルで、前期の10,107百万ドルから大幅に増加。このうちAI関連が15,828百万ドルと86%を占める。AI投資の大半はAnthropicやGoogleへの計算資源提供を目的としたデータセンター投資で、継続収入が見込めるものだ。
しかし、株式市場は設備投資の増加をネガティブに捉え、決算発表翌日の株価は108.27ドル(前日比13.61%下落)で取引を終えた。
ロックアップ解除初日は一時反発
8月6日には上場後初のロックアップ解除を迎え、従業員や初期投資家が保有する約9億1,200万株が売却可能となった。売却圧力への警戒があったものの、解除初日の株価は一時約2%上昇した。
ただし、今後の売却動向は不透明で、初日の反発だけで影響を判断するのは時期尚早だ。公開価格135ドルの回復や、AI投資の収益貢献時期が今後の焦点となる。



