Windows Latestは6月11日(現地時間)、Microsoft Storeアプリのダウンロード速度が大幅に向上したと報じた。この改善は、6月9日にリリースされたWindows 11バージョン25H2および24H2向けのセキュリティ更新プログラム「KB5094126」に含まれているという。
Microsoft Storeの遅いダウンロード、長年の不満に終止符
Microsoft Storeアプリのダウンロード速度の遅さは、多くのユーザーが長年にわたってストレスを感じていた問題だ。Windows Latestによると、1Gbpsの高速インターネット回線環境でも、ダウンロード速度が200KB/sまで落ち込むことがあったという。この問題は、サイズの大きいゲームアプリや生産性向上ツールに特に影響を及ぼし、ダウンロードが不可解に停止することもあった。アプリやシステムの再起動を余儀なくされるケースもあり、Microsoft Storeを避ける要因となっていた。
改善の内容と実際の効果
今回、Microsoftはこの問題の改善に取り組み、ダウンロードパフォーマンスと帯域幅を向上させた。具体的な変更内容は明らかにされておらず、サーバー、ネットワーク、Windows転送サービス、アプリのどの部分に修正が加えられたかは定かでない。しかし、筆者がアプリの更新を試したところ、ダウンロード速度の大幅な向上を確認できた。これまでは複数のアプリのダウンロードが並行してゆっくり進行するのが常だったが、更新プログラムのインストール後、多くのアプリのダウンロードが一瞬で完了したという。
管理対象デバイス向けにエラー表示も改善
KB5094126では、Microsoft Storeアプリのダウンロード失敗問題への対処も追加されている。これは失敗自体を修正するものではなく、その原因を正しく通知する仕組みの追加だ。企業や教育機関の管理対象デバイスでは、ポリシーの設定ミスにより意図せずにMicrosoft Storeアプリのダウンロードがブロックされることがある。従来は「このインストールはポリシーによって阻止されています」というエラーメッセージが表示されるのみで、原因となったポリシー名が通知されず、IT管理者はポリシー特定に時間を費やす必要があった。今回の改善により、エラーの原因となったポリシー名が正しく表示されるようになり、IT管理者は迅速に該当ポリシーを特定し、問題を修正できるようになる。
段階的展開のため注意が必要
これらの機能改善はKB5094126に導入され、すべてのユーザーに向けてリリースが開始された。ただし、段階的な展開の対象となっており、更新プログラムをインストールしても直ちに適用されるとは限らない。そのため、効果が現れるまでに時間がかかる場合があることに注意が必要だ。



