アタムは6月16日、「漫画を読んで勉強になったことに関する意識調査」の結果を発表した。調査は5月29日、全国の男女500人(女性353人、男性147人)を対象にインターネット調査方式で実施された。
97.8%が「勉強になると感じたことがある」
漫画を読んで勉強になると感じた経験があるか尋ねたところ、「よくある」(32.4%)と「たまにある」(65.4%)を合わせて97.8%に達した。この結果から、漫画が単なる娯楽ではなく、知識や考え方に触れるきっかけとなっていることが示唆される。
勉強になったこと1位は「歴史の知識」
漫画を読んで勉強になったことの1位は「歴史の知識」(35.6%)だった。回答者からは「教科書の文字だけでは覚えにくかった歴史上の人物の人間関係や、大きな合戦の流れがスムーズに頭に入りました」(20代男性)などの声が寄せられた。漫画では文字や年号の羅列ではなく、登場人物の感情、人間関係、時代背景まで含めて描かれるため、なぜその出来事が起きたのかをストーリーの中で理解しやすいことがうかがえる。
2位は「科学の知識」(20.2%)、3位は「人とのかかわり方」(15.2%)となった。科学の知識を挙げた人からは「漫画を読んで、身近な出来事にも科学的な仕組みがあることを知りました。実験や研究を重ねて新しい発見につなげる過程が興味深く、科学のおもしろさや考えることの大切さを学びました」(20代女性)といった声が上がった。人とのかかわり方では、「普段の振る舞いや、人に対する接し方や考え方の指標になった。どういう立ち回りをしてうまく生きていくか、見本になったと感じたことがある」(30代男性)などの意見が寄せられた。主人公と周囲や周囲の人間同士の人間関係が具体的なエピソードとして描かれるため、家族や仲間との絆、対立と和解などを追体験できることがうかがえる。
4位は「物事の考え方」(15.0%)、5位「スポーツのルール」(14.0%)、6位「語彙力」(12.2%)、7位「漢字の知識」(4.4%)と続いた。
漫画が勉強になると感じる理由1位は「理解しやすいから」
漫画が勉強になると感じる理由を尋ねたところ、最も多かった回答は「理解しやすいから」(50.8%)だった。自由回答では「漫画のイラストと文章の組み合わせがわかりやすく、説明に対してイメージしやすい」(20代女性)など、登場人物の表情や動き、背景などが絵で示されるため、情報を直感的に把握できる点を評価する声が上がった。
2位は「記憶に残りやすいから」(22.2%)、3位「読むハードルが低いから」(21.2%)、4位「感情移入しやすいから」(10.2%)、5位「何度でも読めるから」(3.0%)という結果に。漫画が勉強になると感じられるポイントとしては、大きく「情報の理解しやすさ」と「親しみやすさ」があることが示唆される。
勉強になるおすすめ漫画ランキング1位は『はたらく細胞』
「勉強になるおすすめ漫画」を尋ねたところ、1位は『はたらく細胞』(9.4%)となった。次いで、2位『Dr.STONE』(6.2%)、3位『キングダム』(4.2%)、4位『ハイキュー!!』(3.6%)と続き、医療、科学、歴史といった学習要素の強い作品が上位にランクインする結果となった。



