Neowinは6月12日(米国時間)、Windows Insider ProgramのExperimentalチャネルからWindows 11ビルド26300.8687がリリースされたと報じた。このビルドでは、エクスプローラーのタブ操作を強化する新機能や、Windows Searchのあいまい検索対応など、多くの改善が含まれている。
エクスプローラーの新機能
今回のビルドで最も注目されるのは、エクスプローラーのアドレスバーにおける中クリック(マウス中央ボタン)によるタブ追加機能である。従来はフォルダーを右クリックし、コンテキストメニューから「新しいタブで開く」を選択する必要があったが、今後はフォルダーを開いた状態でアドレスバーを中クリックするだけで、そのフォルダーが新しいタブとして追加される。
その他、エクスプローラーに関する改善点は以下の通り。
- ファイルの移動・コピー時に表示される競合解決ダイアログ「どのファイルを保持しますか?」において、スクリーンリーダーのアナウンスを改善。
- テキスト拡大表示時のエクスプローラーの応答性を向上。
Windows Searchの強化
Windows Searchのアプリ検索が「ファジー検索(あいまい検索)」に対応した。これにより、入力ミスや文字の欠落、余分な文字、部分的な単語があっても検索が可能になり、例えば「utlook」と入力しても「Outlook」を見つけ出せる。また、より関連性の高い設定が検索結果の上位に表示されるよう、ランキングも改善された。
Windows Updateと管理機能の改善
「統合アップデートエクスペリエンス」が導入され、Windows Updateによる再起動回数が毎月1回に抑制される。さらに、MDMプロバイダー向けにWinRE管理機能を拡張するリカバリーリモート管理プラグインが追加された。また、Windowsセットアップ時に保護者による機能制限とその利用可能性に関する情報が改善され、保護者が家族向け保護機能を最初から理解し選択できるようになった。
タスクバー・UI関連の改善
- タスクバーのシステムトレイへの読み込み信頼性を向上。
- タスクバーを下側以外の位置で使用している場合、スタートメニューアイコン上に予期せずツールチップが表示される不具合を修正。小さいアイコン使用時の視覚的不具合も修正。
- 絵文字パネル(ショートカットキー「Win+.」)のGIFアニメーションプロバイダーをTenorからGIPHYに移行。
- タスクマネージャーの「新しいタスクの実行」ダイアログがダークモードに対応。
不具合修正
- セカンダリーモニターを縦向きに設定した場合、マウスカーソルが意図しない方向に移動する問題を修正。
- 音声が再生されない問題を修正。
- 設定アプリの「アプリ」→「インストールされているアプリ」の信頼性に影響を与える問題を修正。
- 検索、メモ帳、その他の特定の操作中にフリーズする問題を修正。
これらの新機能と改善は、ExperimentalチャネルからリリースされたWindows 11ビルド26300.8687で利用可能。すべて段階的な展開の対象だが、設定アプリの「Windows Update」→「Windows Insider Program」の「機能フラグ」から手動で有効化できる。



