人気により一時受注を停止していたスズキ「ジムニー ノマド」は、生産体制の見直しにより2026年1月30日から受注を再開した。この受注再開と同時に運転支援システムなどの一部仕様を変更し、スズキでは「ジムニー ノマドⅡ型」と称して、7月1日から販売を開始した。
Ⅱ型の変更点:センサー進化とACC全車速化
運転支援システムの変更は、実際の交通環境で発生している事故形態に対応するためで、一部今後の規制対応を先取りした形だ。具体的には、自車周囲を認識するセンサーをミリ波レーダーと光学式単眼カメラの「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」へと進化させた。従来型(Ⅰ型)では光学式複眼カメラ(ステレオカメラ)が主センサーだったが、デュアルセンサーブレーキサポートⅡではミリ波レーダーの追加で自動二輪車や自転車の検知が可能となるなど、対応シーンが大きく増えた。
ACCとMTモデルへの拡大
さらにⅠ型の4ATモデルに採用していたACC(アダプティブクルーズコントロール)は30km/h以上で機能していたが、Ⅱ型では全車速追従型となり、停止状態まで機能する。ただし、EPB(電動パーキングブレーキ)ではなく通常のハンドブレーキであるため、停止保持は約2秒間にとどまる。またⅡ型では5速MTモデルにもACC(こちらは30km/h以上)が装着された。
オフロード走行に特化したジムニーシリーズの伝統的な構成は維持され、1.5Lエンジンの特性や悪路走破性も健在だ。オフロードコースでの試乗では、すり鉢状路や対角スリップ状態での安定感が確認されている。



