ソニー、PS5事業の収益性改善に成功 ゲーム部門の営業利益が過去最高を更新
ソニーPS5事業の収益改善 ゲーム部門営業益が最高

ソニーのゲーム部門が2023年度第3四半期(10~12月)に営業利益で過去最高を記録した。PS5のコスト削減と販売台数の増加が主な要因で、通期の業績見通しも上方修正された。

PS5事業の収益性改善が寄与

ソニーが2月14日に発表した2023年度第3四半期決算によると、ゲーム&ネットワークサービス部門の営業利益は前年同期比で約2.5倍の1181億円となり、四半期ベースで過去最高を達成した。売上高は同16%増の1兆2427億円だった。

PS5の販売台数は同期間に820万台(前年同期比約1.4倍)に増加。ハードウェアのコスト削減効果もあり、PS5事業の収益性が大幅に改善した。ソニーは2023年度通期のPS5販売目標を2500万台から2100万台に引き下げたが、利益面では好調を維持している。

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通期見通しを上方修正

ソニーは2023年度通期のゲーム部門の営業利益見通しを従来の2700億円から3200億円に上方修正した。これはPS5の利益率改善に加え、サードパーティーゲームの販売好調や、プレイステーションネットワーク(PSN)の収益増加も寄与する。

PSNの月間アクティブユーザー数は1億2300万人(前年同期比約1000万人増)と過去最高を更新。課金収入も堅調に推移している。

ソニーの十時裕樹社長は決算説明会で、「PS5はライフサイクルの中盤を迎え、コスト削減と販売増の好循環が生まれている。今後も収益性の向上に努める」と述べた。

ゲーム業界全体の動向

ゲーム業界では、新型コロナウイルス禍後の需要減退が懸念される中、ソニーはPS5の値下げを実施せずに収益を伸ばしている。一方、マイクロソフトのXboxシリーズは販売が伸び悩んでおり、任天堂のスイッチも販売ピークを過ぎたとみられる。

ソニーは2024年度以降もPS5の販売を継続し、2024年11月にはPS5 Proの投入も噂されている。ゲーム部門の収益性改善が、ソニー全体の業績を押し上げる原動力となっている。

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