Microsoftは、Windows 11に標準搭載されているアプリケーション群に対して、機能改善や不具合修正を含む大規模なアップデートを実施しました。これらの更新情報は、Windows Insider Programを通じて参加者向けに公開されています。
標準アプリのリリースノート公開が新たに開始
従来、標準アプリのアップデート内容は詳細に公開されていませんでしたが、2023年6月以降、Windows 11ビルドのリリースノートと並行して、標準アプリのリリースノートも公開されるようになりました。これにより、ユーザーはどのような変更が加えられたかを把握しやすくなっています。
アップデートされたアプリとバージョン一覧
今回のアップデートで更新されたアプリとそのバージョンは以下の通りです。
- 電卓 バージョン11.2605.9.0
- カメラ バージョン2026.2605.7.0
- クロック バージョン11.2605.9.0
- メディアプレーヤー バージョン11.2605.14.0
- ペイント バージョン11.2605.61.0
- フォト バージョン2026.11060.2004.0
- サウンドレコーダー バージョン11.2605.1.0
各アプリの注目の改善点
電卓
答えが0になる一部の計算(例:「√2.25 - 1.5」)で、わずかな余剰値が返される不具合が修正されました。
カメラ
システムのズーム設定が、より幅広いカメラに対応するようになりました。
クロック
タイマーが0以降のカウントに対応。これにより、タイマーが切れた後の経過時間を把握できるようになりました。
メディアプレーヤー
対応ファイルの認識精度が向上し、従来より多くのファイルを再生できるようになりました。
ペイント
消しゴムが透明度の調整をサポート。また、回転に関するEXIF情報を持つJPEGファイルで、「保存」が「名前をつけて保存」に変更される不具合が修正されました。
フォト
AIによって生成または編集された画像への透かし(ウォーターマーク)機能が追加されました。
サウンドレコーダー
Bluetoothオーディオデバイスを使用した録音時のライブ波形が改善され、録音開始時のメモリリークが修正されました。
提供チャネルと今後の展開
これらの新機能と改善は、6月12日よりWindows Insider ProgramのExperimental、Experimental(26H1)、Experimental(Future Platforms)の各チャネル向けに展開が開始されました。各チャネルのユーザーはMicrosoft Storeからアップデートすることで、新機能を体験できます。
今回のアップデートは派手な新機能こそ少ないものの、電卓の計算誤差修正やフォトのAI画像透かし機能など、日常利用に関わる重要な改善が含まれています。これらの機能は現在Insider向けですが、今後一般ユーザー向けにも展開される可能性があります。



