圏央道には、高速道路でありながら「道の駅」が存在する区間がある。その理由は、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)の不足を補完するためだ。例えば、菖蒲PAは内回り・外回りを集約した比較的充実した施設だが、すべての区間で同様の整備ができるわけではない。
農業王国・茨城の道の駅
茨城県はメロンの生産量が全国1位、サツマイモも鹿児島県に次いで第2位の農業王国であり、これらの特産品が多くの人を集めている。さらに、太平洋に面した漁港も多く、水産物の土産品も豊富だ。当然、グルメも多彩で、通常の道の駅やSA/PAを超えるレベルにある。
ユニークな高額メニュー
今年登場したメニューには、「メロンメロメロパンケーキ」(3960円)、「絶景!!豊田城丼」(期間限定1万780円)、「メロンの城 海鮮メロン城」(期間限定4730円)など、目的に訪れたくなる豪華でユニークな料理が揃っている。
休憩施設の域を超えた充実度
イベントも充実しており、週末には大道芸、日時限定でサツマイモや干しイモの詰め放題、メダカすくいなどが開催される。道の駅の建物に隣接して、カフェと書店の複合施設「TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ」があり、全天候型の遊び場(ボールプールなど)まで用意されている。
SAでは新東名の駿河湾沼津SAにTSUTAYA書店があったが2021年に閉店。室内遊び場は首都高の川口PAにもあるが、両方が揃った休憩施設は他に例がない。道の駅までは近隣の鉄道駅から路線バスやコミュニティバスも利用可能だ。
PAと道の駅の同居
「坂東PA」外回り側オープンの話題を紹介した記事では、2026年度に圏央道に神崎PAが開業予定と述べた。このPAは既設の「道の駅 発酵の里こうざき」に隣接する形で、PAと道の駅が同居する珍しいスタイルとなる。高速道路利用者からは本線上へのSA/PA増設を望む声もあるが、土地買収や予算の都合で十分な整備が難しい事情がある。



