世界でバカ売れ中のAIメガネ『レイバン メタ』が日本上陸
AIが日本人の「目」に装着される時代がやって来た。世界最大のアイウェア企業EssilorLuxotticaと米Metaが共同開発したAI搭載スマートグラスは、2025年度に700万本以上を販売。その大人気スマートグラスの一つ『Ray-Ban Meta』(レイバン メタ)が、ついに日本初上陸。2026年5月21日より全国で販売を開始した。
値段は税込7万3700円~。見た目は普段使いもできる普通のメガネだが、人工知能(AI)を搭載し、日常のさまざまなシーンをサポートしてくれる。本稿では人生で一度もスマートグラスを装着したことのない筆者が、最新機器を実際に使って得た「正直な一次情報」をお伝えする。
充実した機能性。ただし「脳」はあくまでスマホ
インスタグラムなどを展開するメタ社と、世界のサングラスブランド「レイバン」を展開する会社が共同開発した『レイバン メタ』。同製品にはAI、超広角の1200万画素カメラ、内蔵スピーカーやマイクなどが搭載されている。例えるなら「眼鏡型の高性能スマホ」といったイメージだ。
見た目は普通のメガネと変わらず、両サイドのツルの部分にスピーカーが内蔵されている。眼鏡ケースは充電器になっており、持ち運びながら充電できる。
操作は基本的に「音声」で行う
『レイバン メタ』の操作は基本的に音声コマンドで行う。例えば「Hey Meta, take a photo」と言えば写真が撮影でき、「Hey Meta, record a video」で動画録画が開始される。また、タッチ操作にも対応しており、ツル部分をタップやスワイプすることで音量調整や曲のスキップなどが可能だ。
「写真」「動画」筆者の正直な感想
カメラの画質は1200万画素とスマートフォンに比べれば控えめだが、ハンズフリーで撮影できるのは非常に便利。特に料理や風景など、両手がふさがっている場面で重宝する。ただし、暗所ではノイズが目立ち、画質が低下する点は注意が必要だ。
「音楽」「メッセージ送信」筆者の正直な感想
内蔵スピーカーの音質は想像以上に良く、オープンイヤー型ながらクリアなサウンドを楽しめる。メッセージ送信は音声入力で行えるが、周囲に声が聞かれるのが気になる場合もある。また、日本語の音声認識精度は高いとは言えず、誤認識が時折発生する。
「検索」「リアル翻訳」筆者の正直な感想
AIを活用した検索機能は、「Hey Meta, what is this?」と話しかけるとカメラが認識した物体を説明してくれる。リアル翻訳機能は、外国語の看板などをリアルタイムで翻訳表示できるが、対応言語が限られており、実用性はまだ発展途上だ。
≪スマートグラス≫筆者の正直な感想
総合的に見て、『レイバン メタ』は革新的なガジェットだが、いくつかの盲点がある。まず、バッテリー駆動時間は約4時間と短めで、頻繁に充電が必要。また、本体は防水ではあるが、雨の日の使用は推奨されていない。さらに、スマートフォンとの連携が必須で、スマホなしではほとんどの機能が使えない。
それでも、ハンズフリーで写真や動画を撮影できる体験は新鮮で、特にアウトドアやイベントでの活躍が期待できる。価格は7万3700円~と高めだが、AIメガネの第一歩として試す価値はあるだろう。



