モバイルバッテリー市場の変革期、アンカーがブランド再編と新戦略を発表
日本での累計出荷台数1億台を達成したアンカー・ジャパンは、「Anker Power Conference 2026」でブランド再編と新しいロゴマークを発表した。代表取締役CEOの猿渡歩氏は、発火事故や航空規制で揺れるモバイルバッテリー市場において、次の一手としてポータブル電源やAI搭載イヤホン、さらにはプロスポーツ参入を打ち出した。
新製品ラインアップ:ポータブル電源とAIイヤホン
新たに発表されたポータブル電源「Solix S2000」は、停電時に一般的な冷蔵庫を約35時間駆動可能だ。また、人気のノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Pro」シリーズに、最上位モデル「Soundcore Liberty 5 Max」が登場。ケースがAIレコーダーになっており、アンカー独自開発のAIプロセッサ「Thus」を搭載し、ギネス世界記録に選ばれるノイズキャンセリング能力を持つ。
ブランド刷新と新たな挑戦:プロスポーツ参入
アンカーはブランド刷新に努めており、新たにプロスポーツの世界にも足を踏み入れている。きっかけはオーディオ事業の戦い方にあった。「オーディオ事業はソニー、アップルに匹敵するまで成長した。シェアを奪い合うよりもゲームを変えようと考えた」と猿渡氏。相性のよいダンスとの組み合わせを選び、スポンサードからチーム運営に乗り出した。ゼロから立ち上げるのではなく、既存のチームを継承する形で参入。現在はディレクターが固まり、来季に向けてダンサー編成を進めている。「自分たちでチームを持つのは初めてで、『サカつく』のような感覚で楽しくやっている」と猿渡氏は笑う。
リチウムイオンバッテリー発火問題で知っておきたいこと
モバイルバッテリー市場は発火事故や航空規制の影響を受けている。アンカーは安全性を重視した製品開発とブランド再編で、市場の信頼回復を目指す。



