ソニーとホンダ、EV合弁会社を設立
ソニーグループと本田技研工業は、電気自動車(EV)の開発・販売を手がける合弁会社「ソニー・ホンダモビリティ」を2022年に設立した。両社はそれぞれの強みを生かし、2026年までに第一弾となるEVを市場に投入する計画だ。
ソニーのエンタメ技術とホンダの車両技術
ソニーは、イメージセンサーやエンタテインメント技術、ネットワーク技術など、同社が長年培ってきたデジタル技術を車載システムに統合する。一方、ホンダは車両開発や製造、販売網、アフターサービスなど、自動車メーカーとしてのノウハウを提供する。この組み合わせにより、単なる移動手段を超えた「モビリティ体験」の創出を目指す。
競合との差別化
EV市場では、テスラや中国のBYD、さらにはアップルやグーグルなどのIT企業も参入を検討している。ソニー・ホンダモビリティは、ソニーのエンタメ・コンテンツ力とホンダの「人を中心に据えた」ものづくりの哲学を融合させ、他社との差別化を図る。具体的には、車内での映画やゲーム、音楽などのエンタメ体験を高度にカスタマイズ可能にし、自動運転技術との連携も視野に入れる。
2026年投入へ向けたロードマップ
合弁会社は、まず2026年に北米市場向けの高級EVセダンを投入し、その後日本や欧州にも展開を広げる。価格帯や詳細なスペックは未公表だが、ハイエンド市場をターゲットにするとみられる。また、自動運転レベル3以上の技術搭載も検討中で、ソニーのセンサー技術が重要な役割を果たす。
業界への影響
異業種の大型合弁は、自動車業界に新たな競争をもたらす。特に、ソフトウェア定義車両(SDV)の流れが加速する中、両社の連携は、従来の自動車メーカーとテクノロジー企業の協業モデルの先駆けとなる可能性がある。今後の動向が注目される。



