ソニーグループがトヨタ自動車と自動運転技術で提携する方向で最終調整に入ったことが、複数の関係者への取材で明らかになった。両社は次世代電気自動車(EV)向けのソフトウエア基盤を共同開発し、2026年以降の実用化を目指す。
提携の背景と目的
ソニーはイメージセンサーやエンターテインメント技術に強みを持ち、トヨタは自動車生産で世界トップクラス。両社の提携は、EV市場の拡大を見据え、自動運転や車載エンターテインメントの分野で競争力を高める狙いがある。
共同開発の内容
具体的には、自動運転に必要なセンサー技術や人工知能(AI)を搭載した制御システムの開発が中心となる。ソニーのイメージセンサーを活用し、トヨタの車両プラットフォームに組み込む計画だ。
- ソニーはセンサーやAI技術を提供
- トヨタは車両制御や量産技術を担当
- 両社でソフトウエア基盤を共同開発
また、車内エンターテインメントシステムの連携も検討されており、ソニーのゲームや音楽コンテンツをトヨタ車で楽しめるようにする可能性がある。
業界への影響
この提携は、自動車業界と電機業界の垣根を越えた大型協業として注目される。特に、自動運転技術では米グーグル傘下のウェイモや中国のバイドゥなどが先行しており、日本勢の巻き返しにつながるかが焦点だ。
両社は年内にも正式契約を結び、詳細を発表する見通し。ソニーは2020年にEVコンセプトカー「VISION-S」を公開しており、今回の提携で実用化を加速させる。



