ドイツの高級車メーカー、メルセデス・ベンツは、コンパクトSUVの電気自動車(EV)「EQA」を全面改良し、欧州市場で発表した。新モデルは航続距離が500kmを超え、最新の運転支援システムを搭載する。日本市場には2026年に投入される見通しだ。
航続距離と充電性能
新型EQAは、バッテリー容量を従来の66.5kWhから70.5kWhに拡大。効率的な熱管理システムの採用により、WLTPモードで500km以上の航続距離を実現した。急速充電では、最大100kWの充電に対応し、10%から80%までの充電を約30分で完了する。
デザインと機能
エクステリアは、ブラックパネルグリルを備えた新デザインのフロントマスクが特徴。LEDヘッドライトは標準装備で、ハイビームアシストも搭載。インテリアには、10.25インチのデジタルメータークラスターと10.25インチのセンターディスプレイを採用。最新のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)システムにより、音声操作やナビゲーションが向上した。
運転支援システム
新型EQAには、最新世代の運転支援システム「ドライブパイロット」が搭載される。高速道路での自動運転レベル2相当の機能に加え、自動駐車システムや360度カメラも標準装備。安全性では、自動緊急ブレーキやレーンキーピングアシストなどが強化された。
日本市場への投入
メルセデス・ベンツ日本は、新型EQAを2026年に日本で発売する計画を明らかにした。価格は未定だが、現行モデルより若干の値上げが見込まれる。競合となるのは、BMW iX1やボルボEX30など。日本市場では、EVシフトが加速する中で、コンパクトSUVの需要が高まっている。
メルセデス・ベンツは、2030年までに主要市場でEVのみの販売を目指しており、EQAはその戦略の重要な一角を担う。今回の改良により、エントリーモデルとしての魅力を高め、より多くの顧客をEVに引き付ける狙いだ。



