Googleは6月17日、独自の人工知能「Gemini」を中核に据えた新設計のスマートスピーカー「Google Homeスピーカー」を正式に発表した。同日より予約受付を開始し、6月25日から販売を開始する。価格は16,800円(税込)に設定されている。
家庭向けAI「Gemini for Home」を搭載
本製品は、家庭環境に最適化されたAIエージェント「Gemini for Home」を採用。従来のGoogleアシスタントに代わるこのAIは、自然な会話からユーザーの意図をくみ取り、適切に応答できる点が最大の特徴だ。
Gemini for Homeは、2025年10月から米国などで早期アクセスが提供され、2026年4月からは日本(日本語)でも利用可能となった。早期アクセス登録世帯は世界で約350万を超え、Googleはユーザーからのフィードバックを随時反映し、機能改善を進める方針を示している。
高度な会話理解と応答性能
新しいGoogle Homeスピーカーは、「キッチンの照明を暗くして、リラックスできる音楽をかけて。それとタイマーを20分に設定して」といった複数の指示を一つの文章で処理できる。さらに、「電気をオフに……あ、オンにしての間違い!」のような言い間違いも認識し、正しく解釈する推論能力を備える。
新機能「続けて会話」は、ユーザーの応答後もマイクを短時間オンに保つため、その都度「OK Google」などのウェイクワードを言う必要がなくなる。応答速度は従来比で40%向上している。
文脈理解に関しては、ユーザーが次に取るべき行動をGeminiが先回りして提案したり、あいまいな指示にも対応する。例えば、「オリーブオイルを買い物リストに追加して」と頼むと、「オリーブオイルはすでにリストに入っていますが、もう一本追加しますか?」と確認する。
デザインと基本仕様
本体は球形で360度オーディオ再生に対応。新たにGoogle TV Streamerとの連携も可能となった。高感度マイクを3基搭載し、遠距離からの音声認識も得意とする。カラーバリエーションはHazelとPorcelainの2色。本体サイズは直径107×高さ86.6mm、重さは396g。電源アダプタは30W Type-Cに対応する。
有料サブスクリプション「Google Home Premium」
基本機能は無料で利用できるが、より自然なリアルタイム会話が可能な「Gemini Live」などの高度機能を備えた有料プラン「Google Home Premium」も用意される。プランは月額1,000円のスタンダード(Gemini Live利用可能)と、月額2,000円のアドバンスト(スタンダード機能に加え、Nest Camによる人物・ペット識別や不在時イベントまとめなどのAI機能)の2種類。購入者にはスタンダードを6カ月無料で利用できる特典が付与される。



