ローマ教皇レオ14世は25日、パリを訪問し、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)で演説した。人工知能(AI)について、「新しい技術が支配や不正義の道具となるのではなく、人に役立つものにしなければならない」と強調した。
「非人間化のプロセス」への警鐘
教皇は、「人工のシステムに、『知能』という名称が与えられている」と指摘。その上で、「非人間化のプロセスによって、私たちの思想や人間関係が貧しくなる危険にさらされている」と警鐘を鳴らした。
エリゼ宮で教育の重要性を訴え
これに先立って行った仏大統領府(エリゼ宮)での演説でもAIについて触れ、「『機械の楽園』の中で、人間性を失うことを避けるためには、倫理的な判断力と道徳力を養う教育が求められている」と語り、教育の重要性を訴えた。
教皇は28日まで4日間の日程でフランス各地を歴訪している。