厚生労働省は16日、人工知能(AI)を用いたがん診断支援システムを国内で初めて承認した。内視鏡検査の画像をAIが解析し、早期のがんの疑いがある箇所を医師に知らせる仕組みで、見落とし防止につながると期待されている。
国内初の承認、医療現場での活用へ
承認されたのは、内視鏡画像から胃がんや大腸がんなどを検出するシステム。AIが大量の画像データを学習し、病変の特徴を捉える。医師はAIの指摘を参考に、最終的な診断を行う。
厚労省は「診断の補助として有効」と判断し、製造販売を認めた。これにより、全国の医療機関で使用できるようになる。
早期発見につながる可能性
がんは早期発見が重要とされ、内視鏡検査はその主要な手段の一つ。しかし、病変の見落としが課題となっていた。AIの活用で、検査の質の向上が期待される。
今後、実際の臨床現場での使用が始まる。AIがどの程度診断に貢献するか、データの蓄積とともに検証が進む見通しだ。



