新しい少額投資非課税制度(新NISA)の口座開設数が、制度開始から1年で300万件を突破したことが、金融庁の集計で分かった。特に20~30代の利用が全体の約4割を占め、若年層の資産形成への関心の高まりが反映された形だ。
制度開始から1年で300万件超
金融庁が発表した統計によると、新NISAの口座開設数は累計で300万件を超えた。これは、2024年1月の制度開始から約1年間での数字で、従来のNISAと比べて開設ペースが大幅に加速している。
年代別では、20代が約2割、30代が約2割を占め、合わせて約4割が若年層となっている。また、投資初心者とみられる口座も多く、月々の積立額は平均で3万円程度となっている。
若年層の利用拡大が顕著
新NISAは、年間投資枠が従来のNISAより拡大され、非課税期間が無期限となったことが特徴だ。これにより、長期的な資産形成を目的とした利用が増えている。
金融庁は「新NISAを通じて、幅広い世代に資産形成の機会が広がっている」としている。一方で、投資にはリスクが伴うことから、余裕資金の範囲で行うよう注意を呼びかけている。
今後の課題
口座開設数の増加に伴い、金融機関での口座開設手続きの遅延や、投資初心者への情報提供の充実が課題となっている。金融庁は、利用者の理解を深めるための施策を今後も進める方針だ。



