愛知・名古屋アジア競技大会(読売新聞社協賛)は21日、愛知県東海市でカバディ競技が始まった。男子日本代表はインドと対戦し、24-49で敗れた。イランと対戦した女子日本代表も20-63で敗れ、初戦を飾ることができなかった。
男子はインドに苦戦、女子もイランに圧倒される
カバディ発祥の国・インドと対戦した男子日本代表は、手足が長いインド選手の攻撃に苦戦した。日本の攻撃もインドのチームワーク・反射神経に止められる場面が多く、前半からリードを許す展開となった。それでも、「ボーナスライン」を越えた際に得られるボーナスポイントや、持ち前のチームでの守備で着実に1点ずつ加点していったが、最後までインドに追いつくことはできなかった。
女子日本代表も終始苦しい展開が続いた。手足が長く、フィジカル面でも優位なイラン選手に得点を重ねられ、チーム全員がアウトになる「オールアウト」を何度も許すなど、圧倒的な力の差を見せつけられた。それでも、3人以下の守備で相手の攻撃を止める「スーパータックル」で2点を獲得する場面もあり、意地を見せた。
国内開催ならではの大声援に選手は「初めての経験」
カバディはインドやバングラデシュなど南アジアで盛んに行われており、インドにはプロリーグがある。一方、日本カバディ協会に登録している2025年度の選手数は男女計約350人程度と、日本ではマイナースポーツだ。国際大会はほとんど海外で、観客席に日本の応援団がいることはほぼない。
しかし、32年ぶりに国内開催となった今回のアジア大会では、観客席は日本代表を応援する人たちで埋まった。日本の得点の度に歓声が上がり、男子の試合のハーフタイムには「ニッポン、ニッポン」とのコールが巻き起こった。
今回で3回目のアジア大会となる阿部哲朗主将は「これまで経験したことなかった雰囲気」と話す。「試合が停滞した場面でも歓声をくれて、最後までしっかり戦いきることができた」と感謝を示した。女子代表の太田陽子主将は「前半、硬く入ってしまって早々に相手ペースを許してしまった。体格差はチーム力でカバーすることを目指していただけに、残念。次戦からは硬くならないよう、まずは守備から点を取りたい」と話していた。
明日以降も多くの観客が観戦に来ることが見込まれている。阿部主将は「まずは次のバングラデシュ戦で、しっかり勝ちたい」と力を込めた。



