石川県知事選で山野之義氏が初当選 大接戦を制し現職の馳浩氏を破る
石川県知事選は2026年3月8日投開票され、無所属新人の前金沢市長・山野之義氏(63)が、元文部科学相で無所属現職の馳浩氏(64)=自民党・維新推薦=らを破り、当選を確実にした。投票率は54.68%で、大混戦となった前回選を7.14ポイント下回った。同日選となった金沢市長選では総務省出身の無所属現職・村山卓氏(53)が再選し、かつての市長と副市長が県と県都のかじ取り役となる。知事選は2024年元日の能登半島地震後初めての選挙となった。
保守系三つどもえの大激戦 山野氏が勝利
保守系三つどもえの大激戦で勝利した現職と次点だった新人が激しく競り合った。山野氏は「まっすぐ県民目線」を掲げ、11年余りの市長経験と県民に開かれた県政運営を訴えた。国民民主党県連の支持こそあったが、草の根で現職の組織力に対抗。自民党支持層の牙城を崩し、支持なし層への浸透を図り、現職批判の受け皿となった。
馳氏の訴えと支持層の限界
一方、馳氏は地震と奥能登豪雨からの復旧復興の加速化、成長戦略の推進などを訴えた。高市早苗首相や吉村洋文代表をはじめ、閣僚経験者らも続々と県内入りしたが、支持なし層などに浸透しきれなかった。ボランティア団体「能登半島地震被災者共同支援センター」前事務局長の黒梅明氏(78)=共産党推薦=は「暮らし第一の県政への転換」を訴え、政権批判票も狙ったが届かなかった。
今後の県政運営と任期
山野氏の任期は27日から4年間となる。今回の選挙結果は、能登半島地震後の復興政策や県民の生活課題に焦点が当たる中、新たな県政の方向性を示すものとなった。金沢市長選での村山氏の再選と合わせ、県と県都の行政運営が注目される。



