東京都中野区長選(6月7日投開票)をめぐり、自民党は独自候補の擁立を断念する方針を固めた。推薦は出さないものの、自主投票とはせず、現職で3選を目指し無所属での立候補を表明した酒井直人区長(54)の「応援」に回るという。内閣支持率は高いものの、地方選で自民系候補の敗北が相次いでいることが、今回の判断に影響したとみられる。今後、自民都連で正式に決定する見通しだ。
背景と影響
自民党はこれまで、区議会の「野党」として、中野サンプラザ再開発などをめぐり酒井区長と対立してきた。このため、自民区議の中には立候補を模索する動きもあった。しかし、清瀬市長選や練馬区長選などでの自民系候補の敗北を受け、党内では不安視する声が強まっていた。高市早苗首相の高い支持率も地方選には反映されにくいとの見方が広がっている。
今後の展望
自民党は今回の判断により、中野区長選での影響力維持を図る。酒井区長は3選に向けて無所属で戦うが、自民党の応援を得ることで、他の野党候補との差別化を図る狙いがある。一方、立憲民主党や共産党などは独自候補の擁立を検討しており、選挙戦は混戦模様となる可能性がある。
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