沼津市長選が告示 現職と新人2氏が立候補 鉄道高架事業が最大の争点に
静岡県沼津市長選挙が19日に告示され、3選を目指す現職の頼重秀一氏(57歳)と、新人で会社社長の沓沢大三氏(72歳)、同じく新人で会社社長の大場豪文氏(56歳)の無所属3氏が立候補を届け出た。投開票は26日に行われる予定だ。
立候補者の顔ぶれと支持基盤
現職の頼重秀一氏は自民党、立憲民主党、公明党からの推薦を受けており、さらに国民民主党県連からの推薦も得ている。一方、沓沢大三氏と大場豪文氏は無所属での出馬となった。この選挙は、現職市長の死去に伴う市議会議員補欠選挙(定数1)も同時に告示され、元職と新人の計5人が立候補している。18日現在の選挙人名簿登録者数は15万6776人に上る。
鉄道高架事業が主要な争点に
今回の市長選の最大の争点は、2026年度に本格工事が始まる予定のJR沼津駅周辺の鉄道高架事業である。各候補者は19日の第一声で、この事業に対する姿勢を明確に示した。
現職の頼重氏は「この事業には多くの困難や市民の多大な協力があった。未来への投資であり、前に進めたい」と訴え、事業推進の姿勢を強調した。これに対し、新人の沓沢氏は「市民と事業を検証し、考えるチャンスがある。見直しで浮いた費用は物価高対策のために使いたい」と述べ、事業の再検討を主張。もう一人の新人、大場氏も「鉄道高架事業を含む全ての施策を再検討する。市民サービス向上のため、市役所改革を進めたい」と語り、包括的な政策見直しを訴えた。
候補者の経歴と背景
立候補者3氏の経歴は多様だ。頼重氏は元市議長や市スポーツ少年団本部長、国会議員秘書を経験し、日本大学出身。沓沢氏は元労組役員と東京都大田区職員の経歴を持ち、京都大学出身。大場氏は元市議と会社員の経験があり、静岡大原簿記専門学校で学んでいる。
この選挙は、沼津市の将来像を左右する重要な選択となる。鉄道高架事業を巡る議論が白熱する中、有権者の判断が注目される。



