高市政権が進める憲法改正や武器輸出の方針に反対する大規模なデモが19日夜、東京都千代田区の国会周辺で行われた。主催者発表で約1万人が集まり、参加者は色とりどりのペンライトや手作りのプラカードを掲げながら、改憲阻止と戦争反対を声高に訴えた。
被爆者の魂の訴え
市民スピーチでは、高校教諭の女性が登壇し、「すべての子どもを絶対に戦争に行かせたくない。自民党の改憲案は個人が平和に生きる自由よりも、国家が戦争できる自由を優先している」と批判した。また、長崎原爆の被爆者である96歳の女性は、「もう誰ひとり戦争で死なせない」「昔に戻すな」などとする「魂の訴え4カ条」を力強く読み上げ、聴衆の心を打った。
沖縄からの声
沖縄県宮古島市の元市議、石嶺香織さんは、有事に備えた全島避難計画について言及し、「住民の気持ちは置き去りにされている。生活を奪って戦場にすることが、なぜ国を守ることになるのか」と疑問を投げかけた。その言葉に、参加者からは共感の拍手が送られた。
持続可能な抗議を
大型連休中に「山手線一斉スタンディング」を企画した海野サリーさんは、「私たちはストレスにさらされて当然の状況にある。休むときは休み、持続可能なプロテスト(抗議行動)を続けていこう」と参加者に呼びかけ、長期的な活動の重要性を強調した。
デモでは音楽に合わせて、「税金は暮らしに使え」「武器の輸出今すぐ中止」などのシュプレヒコールが繰り返され、参加者たちは一丸となって平和への願いを発信した。



