デンマーク議会選で開票開始 社民党が最多議席維持の勢い
デンマーク議会総選挙の開票が24日夜(日本時間25日未明)に始まった。コペンハーゲンからの共同通信によると、公共放送DRの出口調査では、メッテ・フレデリクセン首相が率いる中道左派の社会民主党が、最多議席を維持する見通しとなっている。
米トランプ政権への反発が支持を後押し
社民党は、同国の自治領であるグリーンランドの領有を狙うトランプ米政権に対して、明確な反発を示し距離を置く方針を強調してきた。この外交姿勢が有権者の支持を集め、生活費の高騰などによる一時的な低迷を乗り越える原動力となったようだ。
出口調査の結果によれば、社民党は現在の50議席から若干減少するものの、依然として第1党の地位を保つ見込みである。ただし、全179議席の単独過半数には届かず、他党との連携を模索せざるを得ない状況が続きそうだ。
連立政権の行方に注目
一方、社民党の主要なライバルである中道右派の自由党は、現在の23議席から議席を減らし、第2党の座から転落する可能性が浮上している。この結果は、デンマークの政治地図に新たな変化をもたらすかもしれない。
選挙の大勢は25日未明までに明らかになる見通しで、今後の連立交渉や政権運営の方向性が注目される。フレデリクセン首相は、米国との関係を慎重に調整しながら、国内の経済課題にも取り組む必要に迫られそうだ。
今回の選挙は、国際情勢の緊張が国内政治に直接的な影響を与えたケースとして、今後の外交政策の在り方を考える上で重要な事例となるだろう。



